2015-11-20 Fri
人間同士の出会いなんて、運命としかいいようのないものもありますし、こっちが勝手に運命だ!と思い違いしていることもあります。
最近はそんなに多く記事を読んでいないにもかかわらず、偶然とはいえ、
自分がその記事を目にしてしまったのはそのブロガーさんの不幸かなあ。
一方的、ですがね。
でもでも、もうすでにお子さんの受験をすませたOBの方ですから、
精進が足りない、と責めるわけにもいきませんが、
いま小6で男子をお持ちの保護者の方にとっては
やっぱり駒場東邦も知らないのか!となるんじゃないですか?
もちろん男子受験生の保護者の方でも、通学範囲外なら眼中にない可能性もありますね。
確かに日本学園や明法を知らないのとはわけが違いますから。
思い返したのは、出版社を退職する1年ちょっと前、この方と接触を試みたのです。
もちろんそこではもしかしたら「企画の1本ぐらいいっしょにできるかも?」と
スケベ心があったのも事実です。
まあ、向うはそれどころではなかったので、自分が視野に入らなかったのも
しかたないんだと思います。
こうして思えば「トップ校に入る」「最難関校に入る」とはいいますが、
開成には入りたいが、麻布になんて入りたくない、という受験はあるのでしょうか?
開成と麻布とどっちが向くのだろう、両方は受けられないしな、
偏差値表を見て悩む場合はなきにしもあらずですが、
どっちかしか入りたくない。もう一方は視野にも入らない!
はほんとうにありうるんでしょうかね?
桜蔭と女子学院も一緒です。サンデーショックの年は、必ず塾にそそのかされてか
両校を併願する無知な受験生が発生します。両方に受かったら鼻が高い?
その前にキャラの違う2校のどちらが向いているのか考えませんか?
そのうえで泣く泣く偏差値が高くて、受かったら鼻が高くなりそうでも諦めるのです。
で、次の作業は可能性90%のその第一志望校からお呼びがかからなかった、もしもの場合を考える。
男子は女子校を受けられない、女子は男子校を受けられないから関係ないという話とは違うんですが、
そうやって視野を狭める思考で進んでいく。
なんだか一般的な中高一貫校が目指している教育方針と逆行しているように思えるのは
自分が保護者じゃないからでしょうか?
だとしたら、答えはそこだと思うんです。
保護者じゃないとそういう発想にならないとしたら、
視野狭窄的な思考は保護者独特の発想ということなわけです。
親の欲目は別にかまわないと思いますが、受験プロデューサーたる保護者が
視野が狭くなってしまうと、さまざまなリスクが上昇します。
最近、ランキングの近いブログを読む機会が増えたせいか、そんな気持ちになります。
仮にブログの内容が「なんちゃって」だとしても、まさかそれを見抜けずに
真に受けてたりしませんよね?

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