2016-06-29 Wed
認知にはさまざまな段階があって、相手の意見を受け止めて、自分の意見を返すという行動は
かなり高度な部類です。
人間は知らず知らずに言語を交わしコミュニケーションを行っていますが、
そのすべてを受け止めて返しているかといえば、怪しいものです。
受け止めても返さない場合があります。
たとえば返すべき思考が成立していない場合。
受け止めていないから返せない場合もあります。
ぱっと見、この2つに外見的な差は認められないかもしれません。
けなす意味での「田舎者」の定義。
自分の世界観以外の物を受容しない姿勢。
自分の世界観だけを主張する姿勢。
キタシロはそれを「田舎者」として定義しています。
住んでいる地域の問題ではありません。
ましてや方言の問題でもありません。
「田舎者」にならないことは簡単で、
「なるほどそういう考え方か」と受け止めることです。
「世の中、いろいろな人間がいるから」と諦めることとは違います。
「なるほどそういう考え方か」と受け止めることは、
「常に自分が正しいとは限らない」と認めることです。
常に自分が正しいとは限らないを知ったとき、論理的には最強だと思ってます。
裏返すとそれはミスを認める自分です。
ただし、この論理にも問題点があります。
ミスを認めることが、ミスをしてもいいことと直結すと違ってきます。
トライ&エラーは良いかもしれませんが、どうせ修正するから、
と初回をいいかげんにやることは、非効率的です。
サッカー選手の本田圭佑の「想定外(の事態)を想定済」という発言は
見事だったと思います。どうあっても自分を貫く宣言に聞こえます。
本意がどうあれ、コトバはポジディブに伝わることが望ましいと思います。
違う面では「観光」に興味を持ち、「旅」と「観光」を一体化させるべく、
日々意識を高めているキタシロですが、
この業界、あの2020年東京五輪誘致決定、以来都合よく流行語となった
「おもてなし」ぐらい残念なケースはありません。
「おもてなし」そのものは、なかなか手間暇がかかる行為です。
せめて「おもてなしの心」だけでも、とは言いますが、実際には理解されていないのは、
日本各地に旅をすればよくわかります。旅番組でも見てとれます。
これは日本人が不親切なのではありません。
こうすれば「おもてなしっぽい」というマニュアルが確立されていることと、
サービス提供をする事業者が徹底しているだけのことです。
スッピンの地元の人々の心は「素朴」かもしれませんが、それは決して「おもてなしの心」に
満ちているわけではないのです。
なぜか。
(どこか遠くへ出かけて行って)おもてなしをされたことがないからわからない。
そういうことです。
観光をしにいって、旅先でもてなされる喜びを理解して、
今度はそれを訪れる人々に味わってもらいたい。
そうはなっていないからです。
それにしても数多くの旅番組も視聴していますが、
先日、かなりショッキングな場面に出くわしました。
日本にこんなところがあったんですね。
そしてすぐさまその理由を考えてみました。
長くなったので、また次回。
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2016-06-27 Mon
言って分かる人。言ってもわからない人。
それだけではないですね。
言うと、一応わかったというリアクションをするがわかってない人。
言うと、わからないばかりか腹を立てる人。
認知力ってほんとうに個人差があります。
先日、いきなりこんなノイズを拾いました。
70代を過ぎた人生の大ベテランに
「間違った人生ですね」というのは恐縮至極ですし、
その部分以外に、尊敬に値するパートが数多くあるはずと思うのです。
ステレオタイプですが、
その場合、
「組織の中の企業戦士」ではなく
「お山の大将的な中小企業社長、個人商店主」と思うことにしています。
愚直なまでに、ひとつの道を極める職人肌なら、「違う世界」の存在も
すんなり理解しそうだと思うからです。
耳に入ってきたノイズ。
「ろくろくしじゅうく。じゃなくてろくろくさんじゅうろく」
え?
声の主は70はゆうに越えた恰幅のいい男性。
「ふだんの生活で計算なんかしないから、どうでもいいんだ」
え?
「いまは式を入れるとエクセルがみんな計算してくれるから、
自分で計算なんかしない」
え?え?え?
「6×6=49」と最初に言いました?
キタシロの脳内CPUがフル稼働。
この方、恥ずかしい間違いをしたことを隠すために
嘘をつきました。大嘘をつきました。
劣化して九九を忘れたなんて同行者に思われたくなんかない。
それにしてもエクセルがみんな勝手に計算してくれるとは、
オススメできない根拠です。
同行者は「でもそのエクセルの計算式をたまに立て違えるけどね」と
混ぜっ返します。
話題は収拾のつかない展開に。
ここで思ったのは「概算」です。
人間から「概算」機能が失われていく…。
ひと桁の整数を100コ合計したらだいたいいくつになりますか?
「範囲」でいいので即答してください。
・何か答える人
・答えられないと反論する人
・思考停止する人
「お得なクーポン」で結局それを使ったのと使わないのとで
いくら差がついたのか執着しないタイプの人は
どんどん「概算」機能から遠ざかっていくんでしょうねえ。
中学受験のゴールが難関大合格でも一流企業就職でもない、というのは
そういう楽な流れに乗らない、ということなんですが、
分からない人にはやっぱりわからないわけですね。
この話、別のスタート地点からもちょうど攻めようと思ってました。
「進行管理」です。いろいろなものの進行があり、その管理が必要な
場面は多々あるのですが、
もちろん自分がイメージしたのは長年携わってきた本づくりのノウハウ。
いつまでに何をやれば期日通りに完成するか。
そのためのハードル設定と、遅延リスクの回避手段。
詳しくは書きませんが、これもまさに俯瞰力。
どんなに徹夜しても1日20ページしか進まない問題集。
200ページぶん宿題が出たと仮定しましょう。
何日かけてどうやって、成し遂げますか?
ゲームする時間やテレビを見る時間はどう確保しますか?
保護者がわりとその進行管理に口出しするケースが多いように思います。
これでは受験生はたまったものではありません。
いろいろな意味で。
進行管理と進行チェックは若干違いますよ(笑)。
自分自身の進行管理もままならぬ保護者が受験生の進行管理に
口出しをして大バトル。
万が一、保護者がゴールまでの行程管理をしっかり理解して
口出ししているのなら譲りましょう。
「長距離走は休んじゃダメ」「そのスピードではゴールできない」
30km走るのか300km走るのか考えずにそれを言っては
いけないような気がします。
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2016-06-25 Sat
では、本日は週末記事で。キタシロの理屈っぽい性格は大昔からで、裏読み好きもハタチぐらいの頃と
さっぱり変わっていません。前に書いたように、
「自分が納得するまでやれ、後回しにするな」と父親に言われたような気もしていますが、
「もうその話、いいかげんにしろ」と言われた記憶もあります。
二十代の頃のソレと今では何がどう違うのか?
ときどき考えてみたりしますが、さほど明解に説明がつきません。
集中力と忍耐強さは違いますし、注意力と観察力も違います。
自己分析するなら基本的に肯定感のような気もしています。
大学時代の友人にカリスマな印象の人物がいました。
寂しがり屋の彼は「太陽には誰も寄ってこない」なんて、わかったふうな口をきいていました。
なかなかの束縛者だったので、束縛嫌いの自分は距離を置こうとしました。
それにしても当時の彼の観察力、洞察力はなかなかのものでした。
彼が運転する車の助手席で、自分はほぼナビに専念していたのですが、
「いまの女の子見た、スカート短すぎるだろ」とか「あの背の高い男のとなり、すげえブス」とか
わき見運転もたいがいにしてくれ、みたいな発言をしたりする男でした。
今になって思えば、これ単なるコミュニケーション、言葉のかけあいで、
関西人のボケ、ツッコミに等しい遊びだったんですね。
こちらがナビに徹して外を見ていないので、からかってただけで、
他意はなかったのだと思います。
でも、当時は「自分って観察眼で劣るなあ」と思ったものです。
あるとき、お茶の水駅前のファストフード店で
たまたまテキトーに話していた話題に、となりのオトナ(男性)が食いついてきて、
「学生の分際で何を聞いたふうなことを言ってるんだ。実体験もないくせに」と
激論になったことがありました。
そんな時代があったのです。
彼は「学生だとか、身分は関係ない。自分のめいっぱいの体験の中から判断して何が悪い」
といった類の啖呵を切りました。
その場を離れたあとで「あそこまで言うかなあ」と彼に問いただすと、
「そんなこといいんだよ。その時点で知らなくても、その後、学んで自分のモノにしておけばいっしょさ。ハッタリハッタリ」
と笑いました。
このエピソードを数十年後まで自分が覚えていることを思うと、
尊敬していたんでしょうね。
でも束縛がどうにも嫌いなので、就職後すぐに交流は途絶えました。
いまこんなブログで、こんな話を書いていることを知ったら彼は驚くでしょうね。
両親への感謝の話に一見つながりませんね。
さあ、予告通り野鳥のヒナの話を接続させましょう。
鳥撮りにのめりこんだ結果、ミュージックプレイヤーをほとんど聴かなくなりました。
外を歩いているときに聴覚を利用しない手はないからです。
いまではNHKBSの火野正平の「こころ旅」で音声スタッフが意図的に拾っている
野鳥の声の6~7割はわかるようになりました。
シジュウカラでもかなり多様な鳴き方をしますよ。いつかシジュウカラたちの感情表現の
世界に侵入してみたいと思うほどです。
得意げなとき。仲間を呼ぶとき。半分不安なとき。最新の研究によると組み合わせ方で
数十種類のバリエーションがあるとか。
そんなシジュウカラがスズメのように小うるさく鳴いている場面に出会いました。
よく聞くと、なんとなく「チーチーピヨピヨ」な雰囲気です。
偶然、ヒナの巣立ちに遭遇したのです。あの小うるさいチーチーピヨピヨ。
なかなか耳について離れません。


兄弟につつかれて額がはげちょろけの末っ子シジュウカラ(写真上)地面にへたり込む。
引率するお母さんシジュウカラ(写真下・右端)
そのとき数羽のシジュウカラのヒナが低い枝から出発し、狭い川を越えて、
林のほうへ進んでいきました。まだ一気に飛べず、駐車している軽乗用車のドアに
激突したり、地面にへたりこんで休んでいるコもいました。
あまりにピヨピヨなので写真を撮ったのですが、後から見ると親鳥が
「さあ行くよ」と促している様子でした。ヒナたちは、固まってじっとしているほうが
いいので、飛ぶことに消極的ですが、渋々親鳥についていったようです。
そして同じ日、別の場所で、同じ「チーチーピヨピヨ」の声を聞きました。
復習はすぐにしたほうが効果があるということです。
その場所を凝視していると、餌を加えた父鳥、母鳥が1、2分間隔で交互に運んでいました。

シジュウカラの餌取り、超熟練! そんなに餌場キープしてるの???
でも、餌は栄養価の高い動物性たんぱく質。
するとこの時期、口いっぱいに餌を加えている個体は、すべて親鳥で
巣に帰る途中、ということがわかります。
野鳥の巣は基本的に、人間にはバレないところにありますが、
このタイミングでは巣の場所を教えてしまうことになるわけです。
こうしてイモヅル式に学習していき、
間合いを意識していない連続的かつ、単純な鳴き声=ヒナ鳥。
その方向へ飛んでくる=餌を集めた親鳥
→そこが巣
という手順が判明するわけです。
ツバメ(例えば軒下)やミサゴ(そそり立った岩の上)みたいに
わかりやすいケースは別にして、森の小鳥たちの
巣の好みがわかってくると、推察スピードもアップし、
場所の読みも鋭くなります。


上はヒガラ、下はヤマガラ。巣立ったばかりのヒナはもたもた。


上はコムクドリ、下はキビタキ
旅番組でいい番組、悪い番組が違うのは誰のせい?
構成・演出は誰で、制作はどのチーム?
同じことだと思います。
それにしてもこんなに口いっぱいに餌をほおばって、
なおかつさえずるキビタキのオスはいったいどこから声を出しているのでしょう、
ということまでズンズン進む、とそういうわけです。
まあ、これも裏読みのひとつの側面かもしれませんが、
「チーチーピヨピヨ」は何の声?と思わないと、誰もが通り過ぎる、
そういう話でした。
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2016-06-24 Fri
ふとしたネット広告から、またこんなことを思いました。流行り?のコトバでは「大人の事情」と称するのですが、
「それは言わない約束」という奴ですね。
その広告をそのまま信じて購買している方々がいるので、
商売のジャマはしないでね。と。
テレビに紹介されることで、来店者が増える食堂。
そこ、ホントに美味しいの?
どうでもいいんでしょ?
行列ができていれば並びたいんでしょ?
たまたま縁があって、「行列ができる店」がちょっとブームが過ぎて
並ばなくなった頃に、通りかかって入店。
「さすが、並ぶわ」と思ったことはあんまりないです。
どうでしょう?
そんなこと言ったらテレビショッピングの類はみんな似たようなものかも
しれませんね。
でもって、「メディアに出ない、知る人ぞ知る」が余計にウリになったり。
これもほんとうのクチコミではありませんね。
まあ食事の店はお腹が空いていて、そのとき食べたいものがきちっと出てくるのが
ベスト。
評判の店とあんまり期待していくと、ほぼがっかりです。
ですから、自分の評価眼を磨いて、まあこの店は80店がMAXかな、と
思って食べたら85点だったことが嬉しかったりしますよ。
でも、客対応がきびきびしていたり、盛り付けがきれいな皿だったら、
また来てもいい店、と思います。
まあね、学校の場合、お試し入学がありませんから、
また入学したい学校ってのはありえません。
イッパツ勝負。
弟、妹を入学させたいと思うケースがあるかもしれませんが、
合う合わないは一人ひとり違いますしね。
さて、ブログのカテゴリーで以前仕事をしていた人が
「学校広告、大人の事情」のカテゴリーが面白いですね、と言いました。
9本しか記事を書いていません。
広告関係の人たちも仕事は一生懸命やっています。
例外的に以前紹介した聖徳大学附属女子の広告代理店みたいな例はありますけどね。
あ、校名、書いちゃった(笑)
ただ、一生懸命やっているのと誠実なのは違うわけです。
これまで2回、編集長としての担当を外されたことがあるのですが、
2回とも広告クライアント(学校)がらみでした。
しかも2回とも代理店経由の間接的な圧力。
出版社は事業ですから採算がとれることが大前提でクライアント様の御威光は
絶大です。
ただ、ホントのことを言うと、このコストでやっても赤字の媒体。
これ以上切り詰められない状態でやっているのに、
そういう作り方だから評判が悪い、となると、
じゃあ、誰かもっとお金をかけてやればいいよ、となります。
その赤字媒体は2つともその後2年で終わりました。
もちろん採算は悪化して大きな赤字を残しました。
つまり広告代理店はクライアントのために一生懸命。
でも、それ担当者とお金のために一生懸命なのであって、その学校のことを
心底心配しているはずがありません。
つまり、ホントのことわかっている側が制作するとまずいのです。
真実を知らないほうが仕事ができます。
これで内実をしっかり客観的にふまえていて行う仕事なら、
人間不信になりますよ。
それが広告です。
うまくクライアントのニーズと読者のニーズのバランスをとるのが
編集者の役割だとは思いますが、行列のできる店がすごい店、
とユーザーが単純に思っている限り、その比率は
クライアント8:読者2ぐらいじゃないでしょうか。
それでも読者2があるだけましです。
そんなブログ主のブログにかつて仕事をしていた方々が
からむネット広告が表示されるって面白いと思います。
掲出されるバナーにあまり突っ込むと、まずいことになるので、
きっかけ話に留めておきますね。
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2016-06-21 Tue
やはりこれまで調べたら面白いかな、とは思いつつ、そこまでマニアックに突っ込んでいる時間はない…というような内容がいくつかあるんですね。
大学合格実績の詳細です。
少し遠いところから話を始めますと、
遠く21世紀にちょうどなった頃、当時受験案内本の編集部に配属されて、
MARCHという呼び方を知ったわけです。最近では学習院を加えてG-MARCHと呼ぶことも
あるようですが。
当時は、それに続く難関大学群として、日東駒専というのが言われていました。
日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学。
当時の時点で違和感を感じていて、
日本大学は規模が大きく多数の合格者を出しているマンモス大学。
駒澤大学は仏教系の大学なので、女子および女子校に極端に不人気。
東洋大学はキャンパスのロケーションから埼玉や城北の学校に人気。
この4大学でくくるのはかなり偏りがあるように感じていました。
もちろんMARCHでバランスを見ても、女子および女子校は立教大が好き。
次に青山学院大。上位の進学校ほど明治大が好き。中央大は法学部のみ人気。
でも多摩方面の高校は中央大は好き。
そこから感じたのはMARCHといえども、嗜好が分かれ、その中には通いやすい
通いにくいのロケーションも含まれるんだなあ、と思ったものです。
・MARCHの中でどの大学を好む校風か
ほかには
・慶應vs早稲田のバランスが極端
とか
・理科大と中央大が少なく女子大志向の強い女子校
(リケジョと真逆傾向、法学部志向も薄いお嬢様学校?)
とか
・国公立大合格者数を首都大東京、横浜市立大、埼玉大、横浜国大で稼ぐ傾向のある学校
とか
・MARCHを明治ではなく法政で稼ぐ学校
など。
数字に関してはすっかりマニアックな部類なので、入力作業をバイトに任せる、ということは
一切なく16年間一貫して自分で打ち込んできましたから、実感としてしみついてしまって
いるんでしょう(笑)
なぜこういう偏った数字になっているんだろう…という疑問が
毎年ぐるぐる頭の中を駆け巡っていましたからね。
それで、進路データ=校風という結論に達したわけです。
これも配属当時の上司が、
MARCH→早慶上智→国公立という「進学校進化論」を唱えましたが、
その基準で行くと、パターンからはみ出す学校や、進化が止まる学校も続出。
やっぱり「仮説」って必要なんだ、と思いました。
繰り返しますが、マニアックになりすぎて、ブログで書いていいのか
不安なところもありますが、誰もここまでやらないのなら、
自分がやってみます、とそれだけです。
これを単に数字いじりと見るか、真実の探求と見るかは、
読み手におまかせしますね。
明日は、いまだに卒業生の実績を公表しない学校、そして気づいた範囲で、
「真実を隠している」印象の強い学校を紹介しましょう。
隠しておけば受験生に伝わらないと思っている時点で、
そういう学校だということです。
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2016-06-21 Tue
第二クールの2016年大学合格実績「分析」につきましては閲覧者限定のパスワードをかけて公開したいと思います。
パスワード記事の更新は1日おき、を予定しています。
記事6本で500円と設定しています。
記事13本めからパスワードは再設定したいと思います。
そのため前クールの6本は実質的に期間限定記事扱いとなります。
変更がある場合は、あらためて告知します。
パスワード(有効期限:7/2まで)は
*********
で設定していますので、当記事購入後、各記事で入力してお読みください。
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2016-06-19 Sun
受験?業界の中の各進学塾や出版社で学校に毎年アンケートをとって、もちろん進路実績だけでなく、多種多様なアンケートをとって、
それにもとづく正直な学校比較がほとんどオモテに登場しないのはなぜか?
1.そんな学校比較のニーズがないから
2.その比較が正直かどうかが第三者は判定できないから
3.分析作業は煩雑過ぎて日常業務で手一杯だから
4.学校側の利益にならないから
5.誰もそんなことを発想しないから
6.比較する側も一文の得にもならないから
7.筆者がその存在を知らないだけ
最後でオチがついてしまうのなら困りますが(笑)
1~6の6点、比率は一律でないにしろ、すべて言えているような気がします。
こちらも出版社を離れて利害関係のないところで言える、
「歯に衣着せぬ」を過剰に意識しているきらいもありますが。
麻布の難関大合格者数(国公立20大を含む28大学)が毎年?
実際の調査と学校発表で10%も少ない(多い)という事実を
誰も気に留めないのだとすると、いったい難関大学合格者数で
何を語るんだ?と思うのです。
もちろん麻布と聖光学院を比較すると、麻布が特殊なのかもしれませんが、
学校は前年比較をしてほしくないから煙に巻いているわけではないはずです。
(一部の学校にそれはないことはないかもしれませんが?)
世間が気にかけているように思えるこれらの数字は、
「気にかけているように思える錯覚」というのでは困ります。
大手進学塾や、関連する学校に対するコンサルタントをしている方たちは、
別に真実味のある数字を持ち合わせていると信じていますが、
少なくとも一般書店で販売されている書籍に掲載されている数字は
あくまで参考レベルのもののように感じます。
参考レベルで経年比較をしても、近似値は得られると思いますが、
近似値は近似値…。
ある日、地震のある場所で起こった地震の報道がありました。
情報の受け手は最大震度だけを受け取ります。
それがどんな地震でどんな規模で今後どの程度のリスクがあるのか、
自己判断することができません。
嘆かわしいことです。自分の足もとの地面が揺れた人間たちも、
震度を聞いて「すごい地震!怖い!」
それがことしの熊本地震の数百分の一の規模の地震でも、電話回線が
一時的にですが大混雑になるわけです。
このときもっとひどいと思ったのは某新聞の速報取材。
コメントを求める相手がなぜ選ばれたのかはわかりませんが、
「びっくりした。怖かった。こんなに近いとは思わなかった」
縦揺れ、横揺れが区別できない、ケータイの発する警報の前に
揺れてもこうコメントしてしまうわけです。
大手新聞の記者も想定記事のレベルで配信するので
正しくない情報がネットを駆け巡ります。
はっきり言ってモラルの問題だと思います。
さてさて、合格実績のハナシに戻って「東大合格者数」だけは正確だから、
それでいい?
全体像もディテールも実は誰も興味がないので、
なんちゃってで済ます自称プロも多いようです。
とにかく進路実績に安定感のある学校、安心して見ていられる学校が
年々減っているように感じています。
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2016-06-17 Fri
週末記事です。「母に感謝」のPART1を書いたとき、
PART2もあるな、と思い、構想していたんですが、
母ばかりでなく父から学んだこともありますね。
若いころは父のことを反面教師だと思ってましたが、
今思い返すとそうでもありません。
父は英語教師だったので、「辞書を引け」とよく言いました。
まあ、オレに聞かないで自分で調べろ、と言いたかったのだと思います。
解釈のしようによっては、今できることは今やっとけとも通じると思うんですね。
もちろん、明日やろうと思うこともありますが。
そういった研究?体質を受け継いだんでしょう。
もうメシだからいい加減にしとけ、みたいな言われ方をしても、
いろいろ「楽しい作業」は中断しようとしませんでしたね。
そうそう社会人になりたての頃、直属の上司が
「明日でいい仕事はきょうはするな」と言ったので、失笑ものでした。
これ、上司が飲みに誘っているんだから、四の五の言わずについて来い、という
ことだったんですが、なにしろ要領が悪いもので、うまく応じられませんでしたね(笑)
それにしても、今の子どもたちはこの「楽しい作業」って、ゲームだったりするんでしょう。
「楽しくて知的な作業」じゃなくて「楽しくて現実逃避になる作業=暇つぶし」に
熱中していては困りものですよね。
クラシカルなところで「信長の野望」なんかはけっこう歴史への興味関心の
架け橋になったようにも思いますが、いまは多くのゲームが中毒性を刺激する
作りになっていますから。
子どもたちを取り巻く環境の変化でしょうね。
さてさて母親の影響で、自然観察好き、生き物好き(特に鳥関係)。
父親の影響でのめりこみ体質。
掛け合わせるとこんな感じになりますね。
何ごとも意識して繰り返すと、上達するんですよ。
そのうちうまく撮りたいと思って、失敗を繰り返して、
ここまで来ました。



彼らの行動パターンの分析とコミュニケーションの取り方ほかの情報蓄積により、ピントを合わせて
撮影可能なレベルになったわけです。
御存じない方のために上からシジュウカラ、ヤマガラ、ゴジュウカラ。
で、そこで考えるのは
「この馴れ過ぎ、どうしたものか」
行き過ぎた餌付けは不幸をもたらすんじゃないかとさえ思います。
この写真、誰かが余った餌を四阿のテーブルに放置しているので、
ヤマガラは見事にひまわりの種だけ選び取るようです。

前日誰かが置きっぱにした、エサは管理センターが設置した餌箱へ移しておくことにしました。
夏の間は豊富に餌がありますから、人間からもらわなくても
小鳥たちは問題なし。
てのひらに餌がなくても、彼らは「何か?」と飛んできます。
人間とはいい関係でいましょう。
ちゃんと森の中の食物連鎖も考えないとね。
いずれにせよ、気づきから試行を繰り返し、学習した結果、上達する、
深まる、という話でした。
来週の週末記事は、野鳥の子育て写真で行こうかな(笑)
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