2016-05-31 Tue
きょうのタイトルのニュアンスはのちのちわかるんじゃないかな、ということで、?のまま進めます(笑)
今朝早朝の有料コンテンツ更新で、TOP100校のうち、
ほとんど紹介しましたので、残る未紹介校は東京・神奈川の8校、
千葉1校、埼玉1校、茨城4校。
つまり88校の進路実績推移グラフをアップしました。
というわけで2009-2015の進学実績推移もやっと終盤戦です。
ライバル校比較的な観点で100校をすべて組み合わせて
ピックアップするのにはちょっと無理があるので、
「残った学校」も出てしまうのですが、格別リクエストもないし、
登場しない学校があってもいいのかと思います。
当然、いま2016春のデータをインプット中なので、最新状況の
レポートはまもなく始められるかと思ってます。
意外な結果になりそうな予感がしています。
その2016春の最新実績インプット作業×残った学校のグラフで
こんなことがわかるんです。
大学合格実績には反動がつきもの
伸びた翌年は必ずと言っていいほど実績はダウンします。
8割がた間違いありません。
残りの2割、2年連続して伸長というのはすごいことなのです。
学校によっては
「あの年のベスト更新は幻???」
ということさえあります。
実力ではなかったというのか、まさに「あの学年は凄かった」
という数値のブレなのです。
ですから7年間平均値がじわじわ上昇する、
最低値が底上げされていく…
ここに注目すべきだというわけです。
MARCHだけなら数字を稼げる…という学校は
現役合格にこだわるあまり、間に合わせの「受験対策」については
徹底している…みたいな傾向があります。
TOP81-100の学校の中には、そういう学校をよく見かけます。
それにしても2016年春はどの学校も「苦戦している」印象を受けています。
気のせいだといいんですが…。

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2016-05-30 Mon
【国学院久我山、宝仙学園、成蹊、順天、東京農大第一】まず最初に
本ブログの基準(※)にのっとって、2009-2015年進路実績(難関大学合格率)総合値の1都3県
私立中高一貫校の難関大合格実績TOP41-100はこの60校となります。
5校はTOP41-100の表中にランクインしています。
(TOP41-100順位表)
7年間平均値は、2007-13年、2008-14年、2009-15年のそれぞれでの平均値(★)がどう推移したかを
集計しています。
△は上昇、▼は下降。
△△は7年平均値が連続して上昇していることを表します。
それでは学校どうしの個別比較。
国学院久我山、宝仙学園、成蹊、順天、東京農大第一のグラフ比較です。
(グラフと簡単な補足解説文)
★★★進路実績7年間推移グラフ比較一覧はこちら★★★
==================================
※本ブログの7年間推移(平均値)データ集計基準
●卒業生数=学校規模に応じての「合格者数」の比率です。浪人生の合格も含みます。
●そのために参考値として現役進学率も併記しています。
●難関大学とは以下の3つのカテゴリーに分けて含まれる大学を指します。
国公立20大学=東京、京都、一橋、東京工業、北海道、東北、大阪、筑波、千葉、埼玉、東京外国語、東京学芸、東京農工、東京藝術、東京医科歯科、電気通信、首都大学東京、お茶の水女子、横浜国立、横浜市立
早慶上智=早稲田、慶應義塾、上智
MARCH=明治、青山学院、立教、中央、法政です
数値は「国公立20大学」×1.5、「早慶上智」×1.2、「MARCH」×1.0として合算。早慶上智の値が100を超える学校が出現するのはそのためです。
また東京大学の合格者数に係数をかけていませんから、東京大学の1名と、東京藝大の1名は同価値となっています。
開成が1位で突き抜けないのはそのためです。
8/15更新記事「進路データ」の定義と集計ポリシーについて【共通】
にも詳細がありますので参照ください。
●コメントが2014となっているのは、chu-j.comでつけたコメント。補足でサイト更新しなかった2015年3月結果をふまえた内容をつけくわえています。
==================================
引き続き
進路実績・データ系=日曜日夜
学校エピソード系=水曜夜
というペースで、各日数本ずつ記事アップをしていく予定です。
なお、分析グラフのリクエストも随時受け付けますので、各記事にコメントいただけると助かります。
比較したい学校がありましたら併せて、コメントください。できるだけ早急にご希望に添えるようにいたします。
さもなくば、公開可能な時期など、返信させていただきます。
2016年の実績詳細が入手出来次第、2010-2016の7年間推移にバージョンアップします。
早くても6月以降になる、予定です。

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2016-05-30 Mon
【暁星、成城、早稲田、獨協、佼成学園】まず最初に
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私立中高一貫校の難関大合格実績TOP41-100はこの60校となります。
5校はTOP41-100の表中にランクインしています。
(TOP41-100順位表)
7年間平均値は、2007-13年、2008-14年、2009-15年のそれぞれでの平均値(★)がどう推移したかを
集計しています。
△は上昇、▼は下降。
△△は7年平均値が連続して上昇していることを表します。
それでは学校どうしの個別比較。
暁星、成城、早稲田、獨協、佼成学園のグラフ比較です。
(グラフと簡単な補足解説文)
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※本ブログの7年間推移(平均値)データ集計基準
●卒業生数=学校規模に応じての「合格者数」の比率です。浪人生の合格も含みます。
●そのために参考値として現役進学率も併記しています。
●難関大学とは以下の3つのカテゴリーに分けて含まれる大学を指します。
国公立20大学=東京、京都、一橋、東京工業、北海道、東北、大阪、筑波、千葉、埼玉、東京外国語、東京学芸、東京農工、東京藝術、東京医科歯科、電気通信、首都大学東京、お茶の水女子、横浜国立、横浜市立
早慶上智=早稲田、慶應義塾、上智
MARCH=明治、青山学院、立教、中央、法政です
数値は「国公立20大学」×1.5、「早慶上智」×1.2、「MARCH」×1.0として合算。早慶上智の値が100を超える学校が出現するのはそのためです。
また東京大学の合格者数に係数をかけていませんから、東京大学の1名と、東京藝大の1名は同価値となっています。
開成が1位で突き抜けないのはそのためです。
8/15更新記事「進路データ」の定義と集計ポリシーについて【共通】
にも詳細がありますので参照ください。
●コメントが2014となっているのは、chu-j.comでつけたコメント。補足でサイト更新しなかった2015年3月結果をふまえた内容をつけくわえています。
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進路実績・データ系=日曜日夜
学校エピソード系=水曜夜
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比較したい学校がありましたら併せて、コメントください。できるだけ早急にご希望に添えるようにいたします。
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2016-05-30 Mon
【光塩女子学院、大妻多摩、普連土学園、跡見学園】まず最初に
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私立中高一貫校の難関大合格実績TOP41-100はこの60校となります。
4校はTOP41-100の表中にランクインしています。
(TOP41-100順位表)
7年間平均値は、2007-13年、2008-14年、2009-15年のそれぞれでの平均値(★)がどう推移したかを
集計しています。
△は上昇、▼は下降。
△△は7年平均値が連続して上昇していることを表します。
それでは学校どうしの個別比較。
光塩女子学院、大妻多摩、普連土学園、跡見学園のグラフ比較です。
(グラフと簡単な補足解説文)
★★★進路実績7年間推移グラフ比較一覧はこちら★★★
==================================
※本ブログの7年間推移(平均値)データ集計基準
●卒業生数=学校規模に応じての「合格者数」の比率です。浪人生の合格も含みます。
●そのために参考値として現役進学率も併記しています。
●難関大学とは以下の3つのカテゴリーに分けて含まれる大学を指します。
国公立20大学=東京、京都、一橋、東京工業、北海道、東北、大阪、筑波、千葉、埼玉、東京外国語、東京学芸、東京農工、東京藝術、東京医科歯科、電気通信、首都大学東京、お茶の水女子、横浜国立、横浜市立
早慶上智=早稲田、慶應義塾、上智
MARCH=明治、青山学院、立教、中央、法政です
数値は「国公立20大学」×1.5、「早慶上智」×1.2、「MARCH」×1.0として合算。早慶上智の値が100を超える学校が出現するのはそのためです。
また東京大学の合格者数に係数をかけていませんから、東京大学の1名と、東京藝大の1名は同価値となっています。
開成が1位で突き抜けないのはそのためです。
8/15更新記事「進路データ」の定義と集計ポリシーについて【共通】
にも詳細がありますので参照ください。
●コメントが2014となっているのは、chu-j.comでつけたコメント。補足でサイト更新しなかった2015年3月結果をふまえた内容をつけくわえています。
==================================
引き続き
進路実績・データ系=日曜日夜
学校エピソード系=水曜夜
というペースで、各日数本ずつ記事アップをしていく予定です。
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2016-05-28 Sat
土曜夜の更新、週末記事なので、久々に読んでいる方々に
毒々しい内容を書きますね(笑)。
なんかでもこのブログ、中学受験を終わった人からも、コメントをいただくので、
現在進行形の皆さんは、刺激が強すぎて遠ざけているのかもしれません。
そうでなければ、もっとウケていいんじゃないかと思います。
というのは思い上がりで、冗談です(笑)
受験学年のわが子を抱えて、いろいろ思ったようにいかない、成績も親子関係も…
そういうケースがほとんどでしょう。
どこかでグチりたくなるし、発散したくなる。
中学受験で最重要なのは受験生よりも保護者のメンタルケアなんじゃないかと
さえ思います。
先々、そういう事業を始めよっかな(笑)。
でも、キタシロがやると「それは違います。まったくダメの典型です」
とかズバズバ言いそうで、相談料なんか取れないよなあ。
気持ちよくさせてあげられません。
だからこうして当たり障りなくブログなんですね(笑)。
とはいえ、危ないニオイのする(保護者)ブログ、たくさんありますよ。
「こんな家庭はきっと受験失敗する…」
でも、そんなことは言えません。
それに成功したか、失敗したかの線引きもまずできません。
ていうか、合格不合格の問題とは別に
失敗しないようにやるのが中学受験だからです。
志望校に合格して中学受験失敗、親子関係崩壊なんて、
笑うに笑えませんよ。そしてその逆もあるんですからね。
「お母さんのおかげで受かったんじゃない!塾の先生のおかげだ!」
さすがにそんなコは珍しいでしょうけど、ほのぼの受験勉強を進めて、
イージーに合格するものじゃないだけに、親子もそれ以外も
いろいろあるのが中学受験でしょう。
それを知ってか知らずか、意図的か無意識か、
「難関校に合格する」というブログがたくさんありますね。
具体的に校名を書いて、某カリスマブロガーのように、
絶対桜蔭に受かる!なんて校名を書いて、豊島岡でした。
でもすっかり立ち直りました。打たれ強いです。大丈夫!
なんて人は世間では珍しいと思いますよ。
難関校に合格するって別に筑駒に受かるなんて一度も言ってないよ。
それって、毒舌承知で言えば、逃げ道を残した受験です!って宣言です。
最初から「受かりたい学校にゼッタイ受かる」
「でも、心の底から受かりたい学校は探し中」
それじゃダメなんですか?
ブログとしてインパクトが薄い?
受験生本人の幸せより、保護者ブログのインパクト優先?
最初は単に「難関校!」って思ってただけなんですが、徐々にいろんな学校を
知り、こういうタイプの学校!って親子共々、受かりたい学校がわかってきました。
そういう話をキタシロは聞きたいです(笑)
もしそういうブログがあっても目に触れないってことは、
世間には同じ価値観の予備軍がたくさんいて、上位ブログに共感しているということ
なんでしょうか。
さてさて、ハバネロ並みの激辛になったでしょうか?
え?まだ甘い?
もの足りない方には、次回もっと辛くしますのでお許しを。

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2016-05-27 Fri
ある段階の進学校では難関大合格実績として、MARCH(明治、青学、立教、中央、法政)の合格者数を
引き合いに出します。
これ自体は何の疑問も持ちません。
現状、ひとつのモノサシとして機能はしていると思いますよ。
ただ有料コンテンツでT大付属(←もちろん東京大学ではありません、念のため)の
話を書きましたが、上の大学が(高校生に対し)
「うちを第一志望にしてほしい」「そんな高校に本学を売り込んでくれ」という話を
また聞きして、「どんなレベルの低い学校から生徒をとりたいんだ」と
思ったわけです。聞き違い、勘違いであることを祈りたいと思います。
もっともっと偏差値の高い大学を高望みして、結局合格はもらえなかったけど、
T大でもちゃんとした大学だから進学しよう、でよくありませんか?
そんな志の低い受験生はいらない!と言えるような立場の大学かなあと思ってます。
それさえままならない大学はたくさんあると思います。周年事業とかで
派手に何か成果を世の中にアピールしたい、というのは例の「仕事しているふり症候群」の
一環とも言えるよなあ、と。
で、世間で難関大とされるMARCHクラス。
1都3県のTOP10に入る学校では、合格しても報告しない生徒がかなり多いです。
この場合、大学側から合格者の出身校データを取り寄せると、間違いなく大きな差が生じます。=速報より合格者数が減ります。
高校側は、受験生の報告を公式データとします。
それでも4、5年前は名だたるTOP10クラスの学校で、MARCHの伸びが見られました。
こういう学校は進路指導のバイアスをかけず、あくまで自然体なんだな、と思いながら、
合格者/進学者の比率を見たところ、これらTOP10の学校では、合格者の進学率は2割に
届いていませんでした。もちろん中央大学法学部のような特別なケースはありますが、
TOP校のコたちは、併願作戦の一環、メンタルの安定を目的として、進学しないが
MARCHクラスを受けていきます。
特に浪人生は「今回は全部受かってやる」の意気込みのもとに、そこから受けるケースも
多いでしょう。裏返せば、現役のときは現実を知らず、理想ばかり追っていたわけです。
現役生の一部も合格→進学を報告したあと、仮面浪人して第一志望にリベンジするケースだって
あるかもしれません。
そんなもろもろの数字が全部合計されたのが(MARCH)合格者数ですから。
MARCH合格者数が速報より減る学校はそういうタイプの学校です。
受かっても学校には報告したくない。
おっと土壇場で弱気になったね、なんて言われたくないのです。
ですから、巣鴨のように「卒業生は報告してこないが、本当はもっとたくさん受かっている」
という主張には意味を感じないのです。その女々しさは巣鴨らしくないとさえ思います。
そんなの学部の内訳を公表しなければ、合格者合計の中に合格学部不明がいることは
外部に漏れません。
明らかな弱点だと思いますけどね。
いっぽう、MARCH合格者が速報より増える学校。もちろんMARCH合格者がすべて、
5大学から合格者出身校の集計が届いていれば、増えることはありえないのですが、
そうじゃないとすれば、学校そのものが速報で答えてしまう数が含まれているケース=
浪人生の数字を把握できていないケースが考えられます。
これは中堅以下の学校に多く見られます。
あの過年度生が実はあの難関大学にも合格していた(でも進学しなかった)
みたいな、学校にとって「カウントしたい」状況がけっこうな頻度であとから
発生するようです。
結局、高校がサイトで公表、認定する
進路実績、大学合格実績は学校側はこう世間に思ってほしい内容そのものなのじゃ
ないかと思います。真実とは限りません。それでいいと思います。
その学校が「こう見られたい」「こう見られてもいい」が進路実績、大学合格実績だと
キタシロは思います。「進路データは語る」「大学合格実績で校風がわかる」と
考える主たる理由ですね。
ですから、「速報」はあくまで「概略」であって、暫定的なものだと言えるのです。

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2016-05-26 Thu
きっと各出版社、たいへんな思いをして掲載している4月発行の受験案内本の大学合格者速報。
どうでしょう、根底にあるのは
「進路実績だけで判断できない」という思いなのかもしれません。
もしくは、
「進路実績を客観的なモノサシに仕上げることは難解である」
ということかもしれません。
だからといって去年より合格者数が多いか少ないか、と
母数を無視して漠然とイメージしても始まらないのです。
そしてそれが速報値であと変わる可能性が大きい数字。
4月発行の受験案内が速報値であることは仕方ないにしても、
学校公表の公式確定値が最終的に分析されて
流通しないというのはおかしいと以前から思っていました。
そこで、ポータルサイトに「7年間推移グラフ」というコンテンツを
立ち上げ、そののちに受験案内本にも前年までのデータですが、
グラフ掲載を試みたわけです。
(本ブログで有料配信しているソースと同一の内容です)
面白いエピソードは、某進学塾(過去記事に実名書いてありますが)と
共同編集したときに、以前はその塾の受験案内本も速報値を掲載していました。
共同編集初年度は「どうしても」とそこにこだわっていて2バージョン作ったと
記憶しています。
その「速報したい」こだわりは別にして、次なる疑問は、
「3年間の合格者実績」と掲載したときに、受験案内本発行後に、速報値を全部、
公式確定値と照合修正していたのか、ということです。
先方の担当者は「もちろん」と答えました。だってあれだけ
大げさなアンケートを学校に依頼しておいて、
別ソースの速報値で足りているのであれば、失礼きわまりない話。
学校は何のためにそんな面倒なアンケートに協力するのか、ということになります。
そこで、自分の主張はコストカットのための共同作業なのに、いったん速報値を掲載して、
次年度版までに、それをすべて差し替えるというのは無駄ではないかと。
もしかして「どうせ読者にはわからない」と思ってやしないかと、そう思いました。
そして、速報値と前2年の「確定値」を並べて読む側はどう受け取るでしょうか?
はっきり言って気休めです。
その必要不可欠な気休めのために何十時間もしくはそれ以上の編集作業をするのは
耐えられないと思ったのです。
ところで、例年4月に受験案内本を発行して、ほっとひと息つくと、
否が応でもその速報値とやらが目に入ってきます。
学校の公式回答が来るまでの間、暫定的に入力しておいて、
概要をあらかじめつかんでおこうと思ったことがありました。
学校の公式回答が来て驚きます。
あーら不思議、ある学校は合格者数が減っていて、ある学校は合格者数が増えていて、
またある学校は、その数字が速報とピタリです。ほぼ均等に3タイプに分かれます。
すべての大学合格の数字ではなく、限られた難関大の合格者数ですよ?
以前にもブログに書いたような気もしますが、そうだとしてもけっこう前だと思うので、
明日、そのタネ明かしをしてみましょう。
このブログでも進路データから校風がわかる、と言い切っていますが、
その確信は変わらないとしても、学校アンケート回答の
不完全さがよくわかる話じゃないかな、と思うので。

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2016-05-26 Thu
それでは付属校系のエピソードをもう少し。大学の付属校が男子校・女子校というケースはほとんどありません。
大学が女子大なら別ですが、系列の大学が共学であれば、
付属校も共学でなければいけないということですね。
編集部時代にこの大学に広告営業をしにいったスタッフから
聞いた話ですが、各地の高校へ(大学の)プロモーションをするにあたって、
本学を第一志望にするような生徒たちを発掘できるような企画を
ぜひお願いしたいと言われたそうです。
早慶ならいざ知らず、MARCHクラスでも明確な第一志望はさほど
多くないということを知らずにこの大学担当者が言ったのか、
別の意図があったのかはその現場にいなかったのでわかりません。
確かに一時期は…
(有料エピソード部分)
うちも中学受験から参入したい、優秀な学生を確保するためには
中学募集からやらないとダメだろう、と大学側が安易に考えているような
気がします。

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2016-05-26 Thu
なんか流れ的に付属校論から離れられませんが。数年前、ある付属校で不祥事が起こって新聞沙汰になりました。
不祥事は教員の生徒に対する不適切な対応だと記憶しています。
これは直接、今回の学校のエピソードではないので、紹介するのは
どうかという部分もありますが、
こういうことでしょ?と思うので。
この事件のあと、その付属校の校長先生は更迭され、
別の先生が校長に着任しました。
聞いたことのある名前だったので調べたら、現役の別の付属校の校長先生でした。
兼任でした。
それは急な人事ですから、適材がいなかったのかもしれませんが、
付属ってそうなのか、と思いました。
さて、今回エピソードを書く付属校、前身は女子校です。
(以下有料コンテンツになります)
まあ付属校化して2年3年じゃそこまで期待するのも、ということでしょうね。
実績アップはやはり入学時の偏差値上昇頼みのようです。

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2016-05-24 Tue
なんか昨日の記事は批判っぽい感じになってしまいました。じゃあ、おまえの作っていた案内本も「とりあえず」のデータ、
だったんかい?
NOです。
だから4月発行の受験案内本でも、前年度の確定データでした。
終わったばかりの最新の進学実績はないの?
ないんです。
暫定的なものでもいいからさ。載せとけよ。
それを言う?
実は、大学合格実績のデータは日々変化するのです。
それは過年度生(浪人生)の進路先がすぐには報告されないからです。
現役合格生だけのデータなら、彼らが卒業して巣立つ3月中に
ほぼ確定するでしょう。
4月に入っても過年度生のデータはポツリポツリ報告が上がっています。
場合によっては5月になっても数字が動きます。
そんな時期に「東大1名受かってた!」なんてことはまずありえませんが、
千葉大に進学した浪人生が実は立教2学部、青学1学部受かってました、
行きませんが…みたいなことはありうるということです。
高校は過年度生が進学しなかったけど合格していた大学を、少しでも
かき集めたい。難関大ほどそうでしょう。
これは以前にも書いたはずなのですが、巣鴨。
いつの年度からか、合格学部不詳。ただし合格あり、という資料が
送られてきていました。
卒業生の報告と、大学経由で収集した合格データが一致しないので、
多いほうで掲載してください、ということです。
巣鴨、情けないなあ、と思いましたがこれも「校風」です。
母校のためだから、浪人した後の合格大学も丁寧に教えてね、という
コミュニケーションはなされていない。
というよりも、野望を持って難関大を強気でガンガン受けろ!
という校風ですね。母校のために報告がどうとかは二の次。
こうして確定データ、学校公式データは3月末の時点ではまとまらない
図式になっています。
それでも4月発行の受験案内本に掲載してしまうのは、
自分は好ましくない、と思っています。
HPに掲載されている学校の「公式」データも、アンケート回答とは
異なるケースがありますが、速報データはほぼ100%、暫定データでしょう。
そしてその確定データが出版されることがない。分析されることがない。
情報が求められるタイミングの問題もありますが、発信者としては
それでいいとはとても思えません。
この件、有料エピソードをはさんで明後日も。

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