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北城洋一

Author:北城洋一
受験情報誌の編集長として16年。並行して受験情報サイトをプロデュース。その後、2015年夏からフリーに。誰でも当事者のときは必死なのに、過ぎてしまえばすっかり他人事?場合によってはわが子の受験なのに他人事? 最近は学校さえもそんな「ライトな保護者」にあわせて、表面的な誠実さで生徒募集してるとか。利害関係、オトナの事情があるから、誰もそれをストレートには言えないか。ん?言ってみる?

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偏差値として論じられているのは、多くの場合(合格可能性)80%偏差値
「偏差値に対する正しい理解がされていない」

という問題と

「偏差値を上げることと、志望校に合格することは完全にはリンクしない」

という問題。


残念ながら、依然として合流手前です。

それにしても四谷大塚や首都圏模試の80%偏差値って正しく理解されているもんなんでしょうか?

(日能研は80%偏差値をR4と称していますね)

一応建前は、その偏差値の受験生が5人受けたら4人合格するのが80%偏差値

ということになってます。

シンプルに図に表すと、こうなります。(が合格、が不合格)

偏差値分布修正版


でも実際はこんなにきれいには合否が分かれて分布しません。あくまでもイメージです。(実質倍率が2倍未満の例になってます)

ただし確実に言えるのは、偏差値58の学校でも50~53のゾーンに確実に合格者がいるということです。

聞いた話によると、この80%のライン(50%、20%のライン)は各社の専門職の方が

プロフェッショナルに「決めて」いるらしいですよ。

もちろん過去の会場模試の分布と比較しながら、上げるか下げるか。

サッカーでオフサイドの旗を上げる第三審判みたいに。

前回は58だったけど、ちょっと上位が集中気味なので59にしておくか。

でも人気が集中したのは、その会社のその回の模試ですから。

本番でも同じように受験生が集中するかというとそれはわかりません。

でも昔々は「アナウンス効果」がもっと効いていて、

○○中学が人気で難しくなりそう、というと、受験生はほかへ流れたものです。

最近は本番でもやっぱり人気で、「より狭き門」が予告された通り現実になったりします。

その替わり、例年通りだったはずの学校が、突然密度が薄くなって、

易しくなったりしますから、手に負えません。

だから偏差値に一喜一憂するより、過去問をしっかり対策して、真の合格力をつけましょう、

ということになるのです。

そして学校によっても、受験生の(偏差値)分布にかなり差があります。

こうなっているとしたなら、(80%偏差値)64の学校と62の学校ではどっちが難しいと言えるのでしょう?

偏差値幅サンプル

前にも書いたように、会場模試の偏差値と、実際の入試は完全にはリンクしません。

安全圏と思っていた生徒が不合格で、持ち点がかなり低くても、圏内に滑り込むことがよくあります。

ただでさえ、12歳の入試本番のコンディショニングはなかなか完璧にはいかないものです。

入試シーズンは風邪が流行る季節でもあることですし。

いずれにせよ、合格・不合格の分布は学校ごと、試験の回数ごとにあるわけです。

ここで、

「うちの子の偏差値は12月の模試で64まで上がった」

がどれほどの意味を持つのか、じっくり考えてみてください。

よーし、ラストスパートでだいぶ伸びてきたぞ、

という手ごたえにはつながるのだとは思いますけどね。

さて、偏差値分布の学校ごとの特徴その他についてはまたの機会に。








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偏差値マジックと真の合格力 | 22:30:00 | コメント(0)
【限定期間終了】記事に登場の校名リスト(8月版)
★限定公開期間は終了しました★

9月版は11/20頃を考えています。


さてと、突然こんな企画を閃きました。

8月の記事で紹介した学校のリスト。

この中には校名を伏せたものもあります。

ネット上にずっと残しておくのも抵抗がありますんで、

月曜夜までの【3日間限定】にします。

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あれ?●●が2回も出ているんだっけ?

評判次第で9月版も考えてみます。

学校によっては知りたい、みたいなニュアンスは感じるので、

「あなたの知りたい学校だけ」公開っていうのは無理!

って理解していただけるとありがたいんです。

それにブログって内容にもよりますけど、「最新」しか見ない傾向にありますよね。

このブログは「日記」ではないので、それはちょっと、というのもあるわけです。

でもfc2には検索エンジンがあまり頻繁に潜らないんだよな。

ブログ村のランキングのほうが貢献してくれているようです。

行く行くは「ディープインサイド × 学校名」で

全部検索できたらお役立ち、だと思いますが、あくまで妄想です(笑)








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ブログテーマ共通 | 22:30:00 | コメント(0)
わが子に合っているのは男子校?女子校?共学校?という問題
<具体的校名は出てきませんが、便宜上学校エピソードに分類します>

これも業界人にとっては、あまりにベーシックな要素で、ついついスルーしてしまう

話題のように思います。

実は、当初このブログの構想からも漏れていました。

まあ結論は、本人が違和感のないところを選べばいいわけですが、

12歳の意識として、女子のほうが若干自意識の成長が早いわけで、

「女子校なんてイヤ、共学がいい」

という確率は低くはありません。

いっぽう男の子は

「男子校はイヤ、共学がいい」

とはまずいいません。

その点は女の子よりも保護者のリサーチ&誘導が

学校選択の命運を握っていると言える
のではないでしょうか。

もちろん、この記事で

「男子校にあうタイプ、女子校にあうタイプ」を簡単に語ることは不可能ですが、

あくまでニュアンスとして、各々の学校の目指すところが違うように思います。

女子校では

「男子に頼れないので、自らリーダーシップをとって行動することを求められる」

とよく言います。それぞれの役割分担の中で、人間関係力を磨く環境が整っている

というわけです。

これに対し、男子校はこの「人間関係力を磨く」がちょっと違うベクトルで表現されていきます。

それは異学年(異年齢)交流、タテ割の人間関係です。

例えば体育祭ひとつをとっても、6年一貫の男子校で学年対抗は成立しません。

体力に勝る上位学年が優位に決まっているからです。

となれば、対抗の軸を学年に置くのではなく、青・赤・緑など色分けして

タテ割りにするのです。

どの組も第一学年から第六学年まで6世代で構成され、それぞれの役割を担って

競い合います。

当然ながら中学1年生にとって、5歳上の先輩はほぼオトナですから、

体力でも頭脳でもかないませんが、上位学年の生徒は後輩を指導することで、

得るものが大きいわけです。

これは、ちびっ子だった中1生が立派に成長して、いつの間にか下級生を指導できる存在になる…

そういった公立中3年間の輪の中では成立しないスケールの循環が

中高一貫校には存在するのです。

こんな話があって、商社マンになったある卒業生が、ニューヨークで日本人に出会い、

「学校どこ?」と聞いたら、出身校が同じだったそうです。

そこで真っ先に

「で、何組?」

と色を聞いたのだとか。

こういったエピソードは男子校のほうに多いようです。

あくまで個人的な意見ですが、

自己分析から始まって、社会における自分の役割、適性と志向の確認、

プレゼン能力と調整能力の涵養…と進む女子校のキャリア教育のほうが、

錯綜した現代社会を生き抜くうえで、即戦力を育成しているように思うのです。

それは女子校のほうが雇用機会の男女均等をはじめとする、

現代が抱える性差の問題に向き合ってきた歴史が長いからなのだと思います。

じゃあ女子校にはキャリア教育が必要で、男子校には不要でしょうか?

共学校はどうすればいいのでしょうか?

いずれにしても共学のまま、公立中、公立高と進んだ場合と比較して、

なかなかできない体験が、男子校・女子校にはあるように思います。

共学の公立高出身者なので、ツッコミが浅いかもしれません。

そこは切にご容赦を。

ずっと共学校だった人間には「男子だけの世界」「女子だけの世界」は

なんとなく受け入れがたいものがあるのは、自分がいちばんよくわかりますから(笑)







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秘蔵!学校エピソード | 22:30:00 | コメント(1)
都立中高一貫校の入学者選抜の現状は?
いまだに、というと語弊がありますが、公立中高一貫校受検に関心のあるご家庭が多いようなので驚きました。

せっかくなので、その人気の本質をしっかり見極めてみたいと思い、

少々遠回りしております。

公立中高一貫校の本質ではなく、その人気の本質ですのではき違えないでくださいませ。

どういう展開がいいのか…、実は現時点での到達点ははっきりしておりまして、

少しでも詳しく理解しやすい手順で進めたいと思っている次第です。

学校別のキャラクター分析へたどり着く前段階として、

(公立中高一貫校は)地域によって大きな差がある

ということをこのカテのこれまでの記事で立証したつもりです。

集計分析の過程でMARCHは難関大学としては全国区じゃない、という面が

強調されてしまったのは、自分でも読み違いでしたが。

意外な副産物が得られて、本題からはけっこう脱線してしまいました。

で、きょうはいちばん関心の高い、東京都立の中高一貫校(千代田区立九段も含む)について、

まずは俯瞰してみます。

言葉で書くのは簡単ですが、数字で表現したほうがより客観的だと思います。

都立一貫応募者推移
2009~2015年の7年間の学校別「応募者」推移です。

初年度の人気がすごい、ということが言えると思ったのですが、

いま手もとに2005~2008年のデータがないので、都立に関する限り

そこは断言できません。

ただし、小石川ほか3校の一期生が卒業した2012年の翌年の選抜は

大泉、富士、三鷹の卒業生が出ていない学校も含めて5校で、

応募者数がMAXに達していることからも、

このときは」都立中高一貫はすごい!となったことが読み取れます。

桜修館に至っては、一期生卒業の翌年に見事に過去最高の応募者数

なっているわけです。

これに対して、2015年春は過去最低の応募者数大泉、小石川、南多摩

3校で、前年、前々年の反動が出ています。

都立中高一貫校(九段含む)が11校シフトになって以降の応募者数の合計は

2015年春に最低値を記録しているのです。

いっぽうこの応募者数を倍率に直すとこのようになります。

都立一貫倍率推移

一期生を送り出したあとの2年連続の応募者増は白鴎が一度記録しているだけ。

進路実績と人気を比較して、どうしてもその学校じゃなければいけない、

の思いはあまり感じられないのが都立中高一貫校の特徴と言ったら、

厳しい意見に過ぎるでしょうか。

とはいっても7年間、延べ73回の倍率の平均が6.9、2010年、富士の3.9が最低の倍率です。

この高倍率にビビるのもうなずけるかもしれませんね。

倍率が高かろうが、合格力があれば受かります。

不合格は必ずしも倍率のせいではありません。

ただし、その合格力が最初のうちは不明瞭で見えてこない。

選抜を繰り返し、過去問が蓄積されれば、対策は徐々にでも

明瞭になってきます。

そうなったとき、「これは大変だ」と現実をつきつけられている

のではないでしょうか?

「通える場所に学費の安い都立の中高一貫校ができた! いっちょ目指してみるか」

といった軽い気持ちではなかなか突破できないのが都立中高一貫です。

女子校のトップ、桜蔭の実質倍率が何倍かご存知でしょうか。

例年は2倍程度ですよ。どんなに密度の高い2倍か、と。

考え方によっては、(都立中高一貫校は)桜蔭よりも、努力が報われない可能性が高いことを

覚悟して選抜に臨まなければいけない存在だと言えるかもしれません。

このカテでの次回は、都立中高一貫の進路実績について

学校間比較を試みます。

この続きは文化の日(11/3)の夜の更新で。







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公立中高一貫校について | 22:30:00 | コメント(0)
申し分のない環境で実績が伴わない理由はやっぱり…PART2
ホームルーム教室を設置せず、時間割によって生徒が

常に教室を移動するスタイルを踏襲した学校が県内にもう1校ありました。

08年に共学化し、翌年に新校舎が完成しましたから、共学化の1期生は昨年卒業、

新校舎で中1から学んだ生徒はことし卒業したことになります。

進路実績は今春初めてMARCH(合格率)が10%を超えました。(13.3%)

この数字は瞬間最大風速ですが、7年間平均で言うところのTOP100のラインは

45%
(公立中高一貫含む)ですから、はるかに届かないことになります。

このまま順調に伸びて10年後にTOP100の可能性があるポジションまで伸びるか、

というスピードです。これは6年中高一貫の生徒の学力とモチベーションがそれなりでも、

高入生にそれに近い情熱を注いでこなかったことの表れでしょう。

MARCH合格率の13.3%は一貫生のみだと24.1%で、高入生のみだと4.6%。

なんと6倍弱の差がついています。

以前は高1時点でクラスを混合していて、現在は高校2年から一貫生、高入生を

混合
しているようですが、ここまで激しく差がついていると、双方のために好ましくないのでは?と思えます。

「さすが中学から入った奴らはできるよな」

高入生たちは内心そう思っているとしたら、一貫生が

「こんなの序の口。目標はもっと高いんだ!」

と思えるでしょうか。

つまり自発的な学習を促すための、時間割ごとの教室移動のレベル感は

「チャイムがなっても授業の準備ができていなくて、騒がしい」

レベルの子たちに効果があるのではないかと。

そうでなくても音楽は音楽室、美術は美術室、体育は体育館・グラウンド、

理科の実験のときは特別教室…従来の形式でも生徒たちは移動します。

よほどこのスタイルが効果を証明されているのなら、もっと多くの学校が

追随しているような気がします。

最初に書いた県内の女子校では「まさか、そんなに効果があるはずがない!」

とは自分も気づかず、斬新だな、と思ったのも事実ですが、さっそく追随した

この共学校が進路実績で苦戦しているところを見ると、ハードも大切でしょうが

いかにソフトが大事か、ということなんだと思います。

いかに生徒たちの学習モチベーションを高めるか。

並行してより高度なコミュニケーション能力を育成して、

お互いに刺激を受けるように仕組むのも中高一貫教育の得意とするところだと

思うんですけどね。

話は変わりますが、先日、東海道本線の電車のなかで静岡県方面から東へ帰る男子高校生を見かけました。

ロングシートに4人並んで座っていましたが、右端の1人を除き、

一心不乱にスマホでゲームに興じていました。右端の1人はスマホではなく

PSPでゲームをしていました。まったく面識のない男の子4人が並んで

座っていたのかは不明ですが、静岡県東端から神奈川方面へ東海道線

帰る経路がその学校でもっともメジャーとは思われません。

もしこの4人(もしくはその一部)がクラスメートだったら? ぞっとしましたね。

さほど長時間注視していたわけではありませんが、少なくとも十数分の間は

4人の中でひと言も会話が交わされなかったような気がします。

車内はそんなに混んでいませんでした。写メ撮ろうかと思ったぐらいですが、

さすがに盗撮は断念しました。

大学の付属校はのんびりしている、という一例がこれだったら…

きっと高校受験で入学した生徒たちなのでしょうが、

そこは中学も併設されているんですけどね。








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秘蔵!学校エピソード | 22:30:00 | コメント(0)
現地で実物に接する、ホンモノに出会う機会が生徒を伸ばす!
夏に西日本へ旅行する機会が多いブログ主です。

出身が北なので、つい西へ向かうことが多いみたいです。

ことしの夏も徳島・香川・高知・愛媛の順に訪れました。

あれ?四国全県ですね。

一周する企画ではありませんけど。

で、瀬戸内海の島々を車窓に見るたびにこのエピソードを思い出します。

2009年に制作した某学校情報誌、結局黒字になることはありませんでしたが、

結構学校から広告を集めました。広告を集めてなぜ黒字にならないのか、

それは全然売れ(ウケ)なかったからですね(笑)。残念。

この企画の初年度だけを担当しました。取材したのが30校ぐらい。

記事を全部自分で書いたわけではなく、それぞれにライターをキャスティングして

進行しましたが、30校回るのに2か月半かかりました。

ま、企画は失敗でしたが、このきついスケジュールと取材が後々の財産になっている

ことは言うまでもありません。

このときの話はまた出てくると思います。

で、きょうの主役は大妻多摩です。

30校取材してだいたい対応するのは校長先生か教頭先生。

そうでなければ広報部長クラスの先生とお会いしましたが、

大妻多摩だけは別でした。

いちおう窓口は広報担当の先生だったのですが、

この日の取材のメインは社会科の先生でした。

学校取材ともなると、あれも入れたい、これも入れたい、

施設の立派さもアピールしたいわ、進路実績も入れたいわ、

建学の精神はまずデフォルト!みたいな総バナ的な内容になるのですが、

このときの大妻多摩は「社会科の話がメインでいいです」と

はっきり告げられました。

で、このときの中心になったのが

「現場を見せて生徒自身に考えさせる。答えは教えない。」

「教えたくても教員がガマンする。生徒たちが気づくまで辛抱する」


という方針でした。

修学旅行で広島を訪れて平和学習をする、と一見どの学校でも

やっていそうな話から始まったのですが、途中で

「瀬戸大橋を見学する」とその社会科の先生はおっしゃいました。

地理的にけっこう離れていますよね、広島とは。

実際に自分の目で見ると、あの巨大構造物を構築した日本の技術力に

まず驚嘆します。そのとき社会科の先生は

「まさにプロジェクトXの世界ですね」と笑っていました。

でも、橋げたにされている小さな島々に気づき、人の流れが変わり、

地元の漁業にも多大な影響があったことを想像するわけです。

私立は現場に行って、この「実物を見せる」「ホンモノに出会う」を

当然のようにいともたやすく行います。

たまたま瀬戸大橋(鷲羽山展望台)に行ったときの

写真がありますから、載せておきますね。(あれ?2009年?この話を聞いたあとに行ったか?)

瀬戸大橋2009夏


実際に自分たちの目で見てきた瀬戸大橋が地域に何をもたらしたか、

時間をかけて徹底討論させたようです。

そして「教員がすぐに答えを言わない」ことを重要と語るのです。

たぶん、難関大合格へのカリキュラムを考えたとき、

「瀬戸大橋について考える1時間」はもったいないのかもしれません。

でも、その思考力の醸成こそが先々でモノを言ってくることを

学校は知っているのです。








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秘蔵!学校エピソード | 22:30:00 | コメント(0)
【合流】こうしてアナタは偏差値にダマされている???
偏差値と過去問についての話は、

「偏差値に対する正しい理解がされていない」

という問題と

「偏差値を上げることと、志望校に合格することは完全にはリンクしない

という別々に始まった二つの流れを合流させようと思い、展開してきました。

一気にオチに近づけようとあせっていますが、まだそこには到達しませんね。

偏差値は簡単ではない、と思って始めましたが、予想以上に手ごわいです。

ということでもう少しお付き合いください。

知っていることばかりでつまらん、という人はごめんなさい。

「偏差値38の息子が難関校を目指す」的な親ブログがありますが、

自己最低が38で最高が55なら、あとどれだけ時間が残されているか、という問題です。

ここまで5回の模試の平均が38で55の学校を目指すのはほぼムリです。

「偏差値38の息子」と記号化されることに本人はどう思っていますかね。

「おっと最新情報では偏差値46の息子だけどな、とりあえずそうしておけば?」

ぐらいの余裕をかましているのなら、55の学校も可能性あるかもしれませんよ。

実の親から「こんな出来の悪い息子でも難関中に入れてみせる」

と言われて「さあ、頑張るか」と思える子どもは尊敬に値します。

まあね、その数字が嘘かホントかはどうでもいいんです。

ラスト数か月で志望校合格力をつけるメソッドが用意されていれば。

で、塾力(じゅくぢから)を借りずに、初心者の親講師が目標達成できるとしたら、

その親講師はめちゃくちゃ才能があると思ってよいと思います。

仮に初心者でもプロから技を盗む達人は存在しますけどね。

ところで、あまりに基本的な知識ですが、

国語の偏差値70と算数の偏差値70は同等な価値でしょうか?

平均点60点の国語で80点を取るのと、平均点45点の算数で70点を獲るのとでは

どっちに価値を認めますか?

即答できた人はよほど熟達しているか、その逆でしょう。

その入試が合計点主義だとすれば80点の国語のほうが貢献していますが、

平均点のことを考えると算数のほうに価値があります。

平均点との差が国語は20点、算数は25点であることからもそれは明らかです。

それに偏差値って標準偏差(数値分布のバラツキ)によって算出されますから、

正規分布だと仮定すると、一般的に標準偏差の小さい国語で大きく平均点を

上回っているほうが、標準偏差の値が大きめの算数で同じく平均点を大きく上回っている

算数よりも偏差値が高くなる可能性が高いと言えましょう。

つまりその問題の「質」によって左右される、ということです。

そして母集団の状況によって必ずしも得点の分布は正規分布にならず、

フタコブラクダ型になることがあるのです。算数などは特にその傾向が

あるのではないでしょうか。

雑に言えばできる子3割とできない子7割に二極化する。

これで競争率3倍の入試であれば、すべての「できる子」がうかります。

競走率5倍の入試であれば3割の「できる子」の中で合否が分かれます。

競走率が2倍を切るなら「できなかった子」の中で明暗が分かれます。

公立高校の入試問題は教科ごとの平均点の差、こそあれ、正規分布になるように

制作されますから、事前の模試で偏差値で測る、はかなり有効なのだと思います。

でも、私立中学入試の場合は、特殊な、もとい凝った問題を出す学校が

少なくないわけです。

さまざまな志望校の受験生が集う会場模試でそんな個性的な出題は

発生するでしょうか。

(実際の入試問題は正規分布になるような出題を意識していないが、会場模試は意識している、と言いたいのです)

簡単に言うなら、難関中志望生含有度のやや低めの首都圏模試を

受けたほうが中堅校志望者には有効な結果が返ってくる。

逆に難関中を志望する場合は母集団レベルの高いサピックスオープンで腕試し、

という作戦が成り立つわけですね。

さらにここで絡んでくるのは問題の相性だけでなく、教科ごとの得意不得意の要素です。

標準偏差の小さい国語が得意な受験生と、標準偏差の大きい差がつきやすい算数では、

残念ながら?算数が得意な受験生のほうが有利なのです。そしてそこでは

超絶な偏差値は必要とされません。そして国語で超絶な偏差値をたたき出しても、

算数で平均点では合格ラインに届かない、という現象が起こるんですね。

というわけで最初に戻りますが、「偏差値38の息子」…

で、何が38なの? いつ38だったの? 教科は?

ということでしょうか。

とにかく成績下位ってことだよ、できないコだってことだよ!

わかりやすく38っていう数字を出してみただけだってばさ!

子どもの個性は十人十色いや百人百色以上なのに

「できないコをできるようにする」メソッドと一般化して盛り上げている時点で

このマル秘情報を知れば(競馬で)馬券が当たりますよ、で盛り上がっているのと

大差ない、と自分は思います。それが世間ですけどね(笑)

簡単に真実に肉迫できないのなら、そんな安直な出し方をするだけで、疑わしい。

もちろんダマされる幸せってのもあるんで、その権利を侵害するつもりは

毛頭ありませんけど。

いよいよ次こそは中学受験偏差値のキモについて書くつもりです。

ちょっとひと息ついて、次の週末、かな?








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偏差値マジックと真の合格力 | 22:30:00 | コメント(0)
合格力はシステマチックにつけたい、が…PART2
何事も基礎をしっかりやる、というのは重要です。

でも、レベルがぐんぐん上がってくると「基礎」の中身も少し変化していきます。

全然基礎が身についていないうちは、基礎力定着メソッドをこなすだけで精一杯。

ただし、中学受験のバアイは基礎力完成を待ってくれませんから、

並行して中途半端な土台の上に建物を乗っけていく作業をしないと

入試本番に間に合いません。

学校によっては土台がちゃんとできているか、を出題してくる場合もあります。

そこだけ得点できれば合格ラインに到達する。

そんな学校ばかりならシンプルですけどね。

難しそうな問題は出題はされますが、できなくても合否に関係ない。

そんな学校もあります。

先に書いた「過去問企画」のとき、女子学院の算数の過去問攻略の手順で、

玉川聖学院や東横学園(現東京都市大等々力)の問題が出てきました。

難易度の割に「ここを出したい!」が明確な学校もあるのです。

ということはその志望校、受験校の最終形、実際の入試問題が

どこまで求めているか、ということがポイントになります。

高レベルの問題は出すけど、そこで差がつかない、なら

限られた時間を有効に使うべきなのです。

過去問攻略は一見受験生本人が合格レベルにまで達しているか

を測りたいがためにチャレンジするように思われていますが、

そんな単純なものではないと思います。

自分なら、そんな「本当の入試問題」をどのタイミングでやるか、

だけでも保護者(塾)が戦略的にならないといけないと思うのです。

だって、個別の応用問題を解いていたときに、間違って?

その志望校の出題を先に知ってしまっている、かもしれませんよ。

それは実力があるから解けたのではなく、

知っていたから解けたということではありませんか?

それを言い始めると今度は1都3県300校の各教科の出題を知っておけば、

どこを受けても怖くないだろう、という暴論になります。

たぶんそれ22歳になるころには、中学受験できるノウハウが

蓄積されていることでしょう。

間に合わないのが、中学受験。そこを間に合わせるのが中学受験。

ほかの受験も同じかもしれません。

その間に合わせる技術が過去問への取り組み方なのです。

過去問への取り組み方の各論は、塾の関係者の方々が本業でしょうから

偉そうに言える義理ではありませんが、

受験生の過去問対応力を知らずに「偏差値だけで語る」はナンセンスだと思います。

逆に偏差値が低くても最低限の過去問対応力がついていれば、

合格ラインに届きます。

このごくごく当たり前の話が常に欠落しているように思います。

ここまで来たけどまだ前段かな…。








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偏差値マジックと真の合格力 | 22:30:00 | コメント(0)
世間は校長先生ネタがお嫌いのようですが…そこにも答えがあります。
校長先生のエピソード、受けませんでしたねえ。

付属校ネタと並んで不発でした。

校長先生のことまで気が回らない?

ちゃんと学校選びができていないんじゃないですか?

というより、進路を含めて各種実績は、校長先生がちゃんとして、

組織が機能しているからあがっていると思うのがシンプルです。


だからそういう学校は気楽に選べる。

でも1都3県300校を超える私立中高一貫で

毎年その1割は校長先生が

交代しているわけですから
、そこをスルーすると痛い目に遭うと

思いますよ。

特に挽回、回復を意図したときの人事交代。

過激に痛みを伴って変化するが2割とすれば、どんどん悪循環に

陥るが8割かなあ。

理事会で派閥抗争的なものが起こっちゃうともうその学校は

始末に負えないですよ。

生徒への面倒見なんて気にかけていられない。

そういえば、ある女子校で校長先生に抜擢された先生が

いました。あくまで自分の認識ですが、名刺交換したときは

広報部長クラスだったと記憶してます。教頭という肩書は

スキップしたのではないでしょうか?

学校の雰囲気も含めて「変われる!」と思ったので、

注目していました。なかなか成果は出ませんでした。

広告代理店の人間にその話をしたら、

「あんな学校だめだよ。さっぱりだ」

え?なぜ、そう思うの?

どうせ、広告予算が渋くて相手にしてもらえない、ということ

なんだろうと勝手に推測しました。

そして時間と共に「期待していたけどダメだった学校」の

烙印を押すことになりました。

でも、さっきHPを見に行ったら、

その校長先生は頑張っています。ブログも書いています。

いったい何が悪いのか。

広報戦略なのか、内部の人間関係なのか。

それとも大手塾との密着度なのか。

些末なエピソードかもしれませんが、こんなことがありました。

説明会だったか、別の機会だったか忘れましたが、

ゴミの分別についての学校の取り組みで、

「燃やすゴミ」「燃やせないゴミ」という話になりました。

で「燃やせない」じゃなく「燃やさない」だという話になりました。

焼却炉の火力が強いと燃やしきることは可能でも、意図があって

「燃やさない」

じゃあ、なぜ燃やさないのか。有毒ガスが出るからか、焼却炉が傷むからか。

そこをちゃんと学ぶ。

学校が率先してそこに取り組み、生徒はその発想を家庭に持ち込む。

環境・エコがもてはやされ始めた時期、校長先生はこう言いましたね。

「自ら取り組むことが大事、と生徒に説明したら、じゃあなんで先生たちは

自動車通勤しているんですか? 自動車の環境対策は万全なんですか? と

突っ込まれて、アイタッと思いました」

地に着いた学びを実践しているように思うこの学校が伸びないのが、

もし「反校長派」勢力なのだとしたらいたたまれません。

え?校長先生の裏の顔を知らないからだって?

だって知らないものはしょうがないです。

自分の判断力・感性の行き届かない部分もあるでしょう。

※午前更新ですが、この記事が本日分です。夜の更新はありません。








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秘蔵!学校エピソード | 10:00:00 | コメント(0)
申し分のない環境で実績が伴わない理由はやっぱり…PART1
学校エピソードも補給しないといつか尽きるよなあ、と思いながら、

まだまだその兆しはありません。

どこからでも入れる感じがしています。

そのぶん、カテゴリー分類は合流、分流が頻繁ですけど…。

ネタが20本、30本だと残りいくつ?となるんですが、

まあ、50本を超えれば、違う組み合わせで別の側面に光を当てることも

できるようです。書きながら学んでいます。

そういうわけで、まだまだあれも書きたい、これも書きたい。

今日は器だけでは…という話になります。

最近アクティブラーニング、という単語が徐々に地位を確立しています。

自ら進んで…という部分でしょうか。

そういう概念って耳新しいうちはいいんです。

そのうち、結局そういうことか、と解釈が定着すると、色あせていく。

カタカナにすればいいってもんじゃありません。

ここんとこのアクティブラーニングはタブレットとかwifiとかIT系が絡んできますが、

自分が思い出したのは校舎・教室というハードウェアに

「アクティブ」というコンセプトを込めた学校のことです。

その学校が校舎を新しくしたとき、従来のホームルーム教室という概念を

取り去り、ベースと呼ばれるロッカーエリアだけを確保して、

生徒たちは各専門教室に学びに行く、というスタイルをとりました。

大学をイメージしてもらえばいいでしょう。

自分で時間割を把握して、授業開始に間に合うように、自分のアタマで判断して教室移動を

して進んで学ぶ。常に次は何をすべきか、を意識におく。

果たしてその試み、は成功したでしょうか。

(その学校の)進路実績。

2010~2013年の4年間で早慶上智は3回、MARCHは3回、自己ベストを更新しました。

その時点では「来たか、なあ」

しかし続く14年、15年は更新がなく、国公立大の数値は07年の数値を超えられないまま。

受験者数は2006年は午後入試バブルで1000人を超える受験生を集めていましたが、

午後入試を廃止して受験者数が減少。2010年には200人台まで落ち込みました。

2012年には500人台まで回復しましたが、13年、14年は300人台。

つまり進路実績的には17年春にピンチが来る予測が立ちます。

となると立派なハコを作り、環境を整えたのに足りないものがあったということになるでしょう。

当時、他校にないこの試みに学校のヤル気をひしひしと感じたわけですが、

残酷にも時の流れは答えを出してしまいます。

そのときの説明会で聞いたのは

「ホームルーム教室がないということで、生徒はどこで昼食を摂りますか」

学校のAnswer:思い思い、気に入った場所で昼食を摂ります

「人気の場所とかは取り合いになりませんか」

学校のA:春~秋は屋外にもスペースを用意しているのでちゃんと場所はシェアされています。

「いつも決まった仲良しとだけ食べる、とか、お弁当を持ってこなかった生徒が売店で並んでいるうちに、友だちとはぐれたりとかありませんか?」

学校のA:そこまでは心配していないです。

なーんか、そういうとこに答えが隠れている気がするんですけど、

まあ推測にすぎませんが。

首都圏模試の偏差値が最新データ9月末で58の学校です。

高校募集もないですし、このクラスで地雷の前兆が出ているとは

普通は思いません。

その直後、このコンセプトに続いた学校が同じ県内にありましたね。

どうなったか。その話もまた今度したいと思います。








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秘蔵!学校エピソード | 22:30:00 | コメント(0)
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