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北城洋一

Author:北城洋一
受験情報誌の編集長として16年。並行して受験情報サイトをプロデュース。その後、2015年夏からフリーに。誰でも当事者のときは必死なのに、過ぎてしまえばすっかり他人事?場合によってはわが子の受験なのに他人事? 最近は学校さえもそんな「ライトな保護者」にあわせて、表面的な誠実さで生徒募集してるとか。利害関係、オトナの事情があるから、誰もそれをストレートには言えないか。ん?言ってみる?

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実質倍率、からわかること
首都圏中学受験の全体動向の俯瞰は

あまり深堀りし過ぎると労多くて報われないという

結果になってしまうと思っています。

ただし数字を見ていて疑問に思うことが

やはり重要なのではないかと思うのです。

各校の進路実績7年間推移のグラフの上昇・下降のウラに

基礎となる受験者数の増減が影を落としている

ことは折に触れて説明している通りです。

伝統校でも受験者数が減少すれば、一定の競争が

起こらなくなり、進路実績の停滞に結びつくということです。

入試の改革によって一時的に受験者数の増減は

発生するにしても、それを進路実績という結果として

残せなかった場合は、数年後の不振が待ち受けているようです。

というわけで学校ごとの受験者数の増減という入試結果分析は

かなり有効だと思うのですが、意外と目にとめないのが

「倍率」です。

もちろん出願者数÷合格者という出願倍率ではなく

受験者数÷合格者数という実質倍率です。

以前偏差値表に載っていない学校としてリストアップした

学校のほとんどがこの実質倍率が1倍に近い学校でした。

ほとんど競争が起こっていないために偏差値が成立しない学校

といっていいわけです。

受験者数が募集定員と同じか下回る数では

偏差値は意味をなしません。

そこまでいかなくても、実質倍率2倍の入試と

4倍の入試では内容(受験者の得点分布)が違いますし、

入試本番でのひとつのミスが命取りになる可能性は

違うということになります。

中学受験の難易度は多くの場合、偏差値で

判断し、倍率にはあまり注目しない気がしますが、

倍率には、何人合格者を出せば、

何人ぐらい入学しそうか、という歩留まりの読みが

隠されています。

場合によっては1次入試で合格者数を見誤り、

入学手続き者が想定より多く出てしまったために、

2次入試以降のボーダーが上昇する、というケースも

なくはないようですが、

学校によってはボーダーラインや人数を

固定していたり場合もあるようです。

受験生にとっては志望順位の問題もありますから、

確実に合格をとっておくだけなのか、

できれば入学したいのかは個々で

判断は違うとは思います。

もちろん合否決定に関する

実際の得点分布は第三者には

見えるはずがありませんが、この実質倍率と

偏差値を掛け合わせると

その学校の入試の真の人気ぶりが

少しだけ透けて見えるように思います。

中学受験に限りませんが、ひとつの「おや?」

から、横断的に少し突っ込んでみると

共通の傾向があぶりだされてくるのだと思います。





■学校別・最新進路実績推移の一覧・リンク集はこちらから↓
【最新2010-2016】学校別・進路実績7年間推移グラフ・リンク一覧

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入試結果分析2015-2016 | 08:15:00 | コメント(0)
受験者数が多い=人気校の落とし穴
私立中学の進路実績分析、ここまでコツコツ40校を紹介してきました。

上位TOP100校というつもりでピックアップしていますが、

国立中、公立中高一貫校を加えるとTOP100校中、私立中は4分の3の75校。

まずは受験者数を多い学校を優先して分析していますが、

初回の開成を除き、2回以上入試を行う学校ばかりです。

つまり、他の学校が第一志望での受験できる、併願校としても人気の学校群と

いうことができるわけです。

中学受験は志望校に合格した受験生から抜けていきます。

5校、6校に出願していても最初の志望校に合格した時点で抜けていきます。

当然ながら第一志望に不合格でも、できるだけ上位の学校に受かりたいという

心理も働くわけで、入試日程が後半になるほど合格ラインが上がっていきます。

もちろん各校が実施する入試の回数も日程が進むにつれ、減っていくことになります。

入試が複数回設定されている学校は初回の入試がもっとも受かりやすいので

第一志望校は初回から受験していくのが通常のセオリーというわけです。

さて、進路実績ランキングの高い学校でも初回入試受験率

(初回入試受験者数÷総受験者数)の値はさまざまです。

ということで単純に総受験者数が多ければ人気があるということでもなく、

初回入試受験率が高い学校ほど志望順位が高く、

低い学校ほどいわゆる「滑り止め度」が高いということがいえます。

このデータを2016年入試で見ていきます。

開成は入試が1回しかありませんから、当然初回入試受験率は100%。

この次に高いのは初回入試が午後実施の

東京都市大付属と東京農大一。

午前入試でもっとも高いのは豊島岡女子ですが初日が2/2なので、

2/1午前入試でもっとも初回入試受験率が高いのは早稲田になります。

ほかに2/1午前入試の受験比率が高いのは

共立女子、攻玉社、芝、海城、吉祥女子と続きます。

吉祥女子は32.9%。3回入試を行う吉祥女子でこの数字は

高い部類ということになります。

逆にこの値が低いのは

渋谷教育学園渋谷、高輪、本郷、青稜、国学院久我山、東京女学館。

現状2/1と2/2の午後入試が人気になっている東京女学館は初回入試受験率が

10%を切っています。

入試日程の中心が午後入試になってしまっている学校は、

とにかく受験者数を増やす、という方向を向いているわけです。

そういえば3月にこんな記事をアップしましたね…

【午後入試は禁断の果実】私立中学の現状把握とマーケティングはどうよ?(1)

志望順位上昇と受験者数増の二兎を追うことは

かなり難しいことがわかります。

もちろん受験者数が少なければ、入学者数も期待ができないわけで

志望順位うんぬんを言っていられないことも確かですが、

受験者数上位の学校がすべて(私立中)TOP75にランクインしているか

というとそういうこともありません。

進路実績が上昇するスピードは学校それぞれなので

未ランクイン校が今後有望かどうかは断言できませんが、

現時点で午後入試を中心に生徒募集を行っている学校も

どこかで転換が迫られる時期がやってくるのではないでしょうか。

午後入試でひとつ受かっておく、のは大切なことですが、

合格しやすい学校と学校の将来性は別であると割り切って

おくべきだと思います。



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入試結果分析2015-2016 | 08:45:00 | コメント(0)
東京校・受験者「数」分布…わかったことは併願校へのシフト?
なんか一昨日は途中で終わった感じでしたが、ふだんより少し

反響がありました。

東京上位50-2016

でも断っておきますが、受験者数の多い東京の学校を50校抽出した、

だけです。

受験者数が多いということは人気がある。

進路実績が評価された学校は人気が出る。

よって進路実績が評価された学校=受験者数が多い。

受験者数が少ない学校は進路実績が評価されていない。

全然違います。

8割がた当たっているではダメです。

志向比率161019-1

受験者数上位50校の総受験者数を母数とすると、

TOP75ランクイン校は50校中28校。

受験生の比率で61.1%が集中しています

この値はリーズナブルというか予想より少ないぐらいです。

続くTOP76-100の25校の中に東京の学校は6校カウントできて

11.7%。このほか受験者上位50校の中に付属校が8校含まれていて

この比率が11.4%。併せて84.2%。付属校を除いたとしても、

7割がたが実績上位の進学校を受験しています。

ただ問題は残りの15.8%です。

このすべてを将来期待できる学校と見なすことができるのか。

それはわかりません。

そっちに賭けるのは自由ですが、機会が限られた中学受験において、

そこまでのギャンブルに出る必要はありません。

中学受験において以前も書いたようにある程度のギャンブル性は

なくはないのですが、将来が見えない学校に賭ける必要はないのです。

もしその学校が本当に有望な学校であれば、10年後ぐらいに開花すると

思います。

このあと独自ドメインのブログのほうで併願作戦について考えて行こうと

予定していますが、受験者数上位50に1回入試や2回入試でランクインしている

学校こそ、真の人気校・実力校だと言えるのではないでしょうか。

4回、5回、6回と多くの日程を設けて、ベストパフォーマンスで

特待判定をする、という学校もあるようです。

そりゃあ受験者数が延べ数になるわけです。

ただでさえ不合格で再受験で同じ受験生がカウントされるわけですから、

合格しても再受験をしてもらうシステムで見かけの「人気校」作戦も

学校にとっては可能です。

見立ては7~8割がた正しくても、リスクは潜んでいるんですね。

さて、受験者数カウントの対象になる東京校は170校とちょっとですが、

この範囲を上位100校に広げたらどうでしょうか。

東京上位51-100-2016

東京の学校のすべてをカウントの対象としてみると、受験者数上位100校で

全体の89.3%の受験生を集めています。

これは東京では学校数で56.8%の学校に9割の受験生が集中している、

という意味になります。

ところが実績TOP75校の比率は52.8%にダウン。

受験者数TOP51-100校に限定すると33.1%にダウン。

中堅校の比率も高くなってきます。

志向比率161019-2

それほどここには第一志望は含まれていないと思うのですが、

受験生ひとり一人すべての機会を考えていくと、本番ではランクを落とした

受験の比率が高くなっていくことがわかります。

受験校最終決定の局面でどの学校で押さえをするか、どの受験生にも

そういう場面が訪れることがわかります。

埼玉や千葉で分析をしても東京生にとって1月受験は「お試し」な要素が

強いので東京の中堅校の人気動向を見ることで、受験生のホンネが

透けて見えてくるようです。

さらにおまけでいうなら、今春の入試で付属校が人気になったかどうか

という話題を取り上げるのがナンセンスだということも比率を見ればわかります。

東京上位100では純粋な付属校受験生は全体の1割強で少数派ですから、

その増減は微々たる傾向ということになります。

かつての中央大横浜や今春の法政第二のように

共学化でわっと人気を集めることは過去に何度も起こったわけですから、

あくまで部分的な現象です。

次回は突発的なことがなければ

第一志望、について考えようと思います。



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入試結果分析2015-2016 | 08:15:00 | コメント(0)
人気の東京私立一貫校、上位へ集中の実態についての検証
永年の経験則でモノを言うことを否定するつもりもないし、

実際に自分自身も経験・体験の中から記事の題材を選ぶことが

多いのも確か。

一昨日の記事で、人気校=受験者数の多い学校はほぼ進路実績が

優秀だが。すべてがすべてそうではない、と書きました。

やはりこういうのは、数字の並びのぱっと見の感覚だけで

言うべきではないだろうと思い直し、

東京の受験者数上位50校の2016年受験者数を実際に並べて

確認してみたわけです。

キタシロとしては難関校、超難関校、中堅校など、

具体的なイメージをもって記事に書いているわけですが、

その具体的なイメージは読み手にはなかなか伝わりません。」

ある人にとってはその学校は難関校でも、ある人にとっては

中堅校という場合もあるわけで。

某ブログで公立中高一貫校の頑張りで、

中堅上位校が割を食っているという記事がありました。

中堅上位校?

具体的には?

当ブログの合格指数評価によれば、

1都3県、300校余りの私立中高を4等分した上位4分の1と

その次の4分の1の間に25校程度の国公立中の実績が均等に

ではないけれど食い込んでいる図式。

まさに先日再掲した図解です。

簡単に言えば私立中高の4分の3は公立一貫校の実績には

届いていなくて苦戦している。

例えば都立中が開校した影響を受けてこれらの学校群が

実績下降線をたどっているかは何とも言えませんが、

こうなると上位進学校、中堅上位校、中堅下位校、

底辺校と4分割したうえで、いちばん上を除いた4分の3は

進学する価値を感じないという極論にもつながりそうです。

これはちょっと違うと思うのです。

ざっくり言い過ぎだと思います。

まあ入試の受験者数などというものは年度ごとに上下しますから、

細かくこだわるのも意味がありませんが、

「受験者は少ないけれど伝統ある学校で、小規模で質が高い」

いっぽうで

「とにかく急進的で受験生は集めているが、将来は未知数」

そんな学校もあるんですね。

未知数だから、先々大きく化ける可能性もあります。

実際に期待通り大きく化けてきた学校もあるわけです。

ただ十年間「未知の魅力」で受験生を集めている学校も

あるんですね。

ということで、きょうは東京で受験者数上位50校の

基本的なキャラ分布をそれこそざっくりですが

集計してみたので紹介しましょう。

一歩踏み込んだ解説は明後日を予定しています。

東京上位50校以降の分析も間に合うようなら

してみたいと思っています。

東京上位50-2016

志向比率161019-1




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入試結果分析2015-2016 | 09:40:00 | コメント(0)
どんなに状況が厳しくても、生き抜く学校は生き抜くのです!
夏ごろのこのブログで登場したかつての仕事のパートナー、

彼はキタシロと同い年で、中学受験で武蔵に合格できず、

高校で早大学院に進学した、根っからの東京人でした。

中学受験の何たるか、を最初に自分に伝えてくれた人物で、

当時の上司よりも、繰り返し議論の相手になってくれたものでした。

彼はすでにもうこの場所にはいないので、

自分がこの業界とかかわり続けてきた歴史の中で

彼からの薫陶を時折思い出し、自分にできることは何なのか、

もし彼がここにいたなら、このブログを何というか

ときどき考えます。

その彼が、業界の誰だったか忘れましたが、こんなことを言いました。

「今はどこの学校も、入試を何回も何回もするようになったけど、

そりゃあ回数をやれば受験生は集まるよ。入試は1回、というのが

正しい募集かどうかは知らないけど、2次入試、3次入試で

たくさん受験生を集めている学校よりも、初回でしっかり集めている

学校のほうが上だと思わない? 今度そういう集計をしてみなよ」

もう5年も前のことですが、いつか実現したいと思っていました。

でもなかなか機会がなく…。

ようやくそれなりのデータ分析ができた、と自負しています。

何度も出しますが、この分布なんです。

上位100校全体イメージ

競争ライン上昇


「受験する価値のある学校」のラインが上がっています。

それは学校側が「もはや売り手の市場じゃない」ことを

相変わらずつかみきっていないから。

実際に入学した保護者の変わりゆく価値観と、

伝統ある私学の建学の精神を突き合わせて、

悩みぬいていないから、じゃないのかなと。

誰もが数字だけを追う世の中ですから。

いつも言っている「結果は数字に表れる」と

「まず数字を追いかける」とは違うと思うのです。

明日の記事からは、数字の分析からしばし離れて

(またすぐに戻る気もしますが…笑)

いろいろな「人間」の話を、教育ネタとからめつつ、

何本か、放ってみたいと思います。








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入試結果分析2015-2016 | 22:00:00 | コメント(0)
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