2017-11-24 Fri
とあるブログでなかなか核心をついた内容が書かれていました。「会場テストの結果で志望校を変えるべきか」
そのブロガーさんの答えは意訳すると
「(会場テストの結果なんか)関係ねえ」
でした。
会場テストでわかった弱点を補強するのみ、と。
よく偏差値で一喜一憂しない、と言いますが、
入試日本番までのラストスパートの戦略で、
・みんなができる問題を落とさない
つまり正答率が高い問題でミスをしない
これが鉄則です。
こんなことを言っていた塾長先生もいました。
・わかっていたのに間違えた、はわかっていないということ
そうなんです、○をもらった時点で、受験生本人が
理解した、と勘違いしてしまうケースはよくあります。
何回出題されても、絶対に間違いっこない、ぐらいの精度、自信が
なくて、運が良ければ解ける、では本番でどうなるかわかりません。
でも保護者がかけるプレッシャーのために、本人が「もう理解した」と
思いたいケースもあるわけです。
終盤戦に入って、誰のためにこんなに苦しい思いをして勉強しているのか、
がわかってくるかどうかが分かれ目でしょう。
中学受験は本人の自覚の目覚めと、合格力上昇が同時進行、両輪なんですね…。
必死に暗記して「調子が良ければ思い出す」「不調なので出てこない」
そんなケースは極力減らさなければなりません。
そして、ある塾長先生がこんなことを言っていました。
・最後の最後にもっとも差がつく教科に注力するのが当然
そりゃそうです。得意不得意はあるにせよ、差がつかない教科に
最後で必死になっても1点は1点。1点の重みを理解しない受験生は
努力が報われません。
こうして改めて書くと至極当然なことばかりですが、
毎年毎年、偏差値表とにらめっこして悩む保護者が多いのが現実。
そして塾の成績が上がらないのを「悩み」と思い込んでいる保護者が多いのも現実です。
こうして保護者のプロデュース力と受験に対する覚悟が合格ラインに
届いていないのが最大の問題なのです。
受かるだけなら、中学受験は買い手市場です。
独自ドメインのほうでも触れていますが、大手進学塾ほどプロですから、
全滅しないように注意を払いながら、自塾の実績に結びつくように巧みに
誘導しているようです。
塾業界も少子化でかなり厳しい状況になってきています。
そうして塾が保護者に寄り添うのか、保護者が塾を頼るのか。
微妙なバランスのまま、本番を迎えます。
小学校受験と違い、実際に問題を書くのは受験生本人ですが、
最近はの比重は保護者:受験生が8:2から9:1と言っても
いいように思います。
しつこいようですが、
どこかに受かれば、なんとか中学受験終わり、ではないからです。
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2016-10-13 Thu
2学期…秋から冬へ向かう季節。中学受験はいよいよ佳境を迎えます。
保護者ブログを見ていると、さまざまな学年の保護者の
ブログが入り乱れていますから、読み手がちゃんと読み分けているのか
心配になりますね。
人気記事を中心に読んでいくアプローチでは、
単なるヒマつぶし、時間の無駄遣いにしかならないでしょう。
屁理屈かもしれませんが…。
来春受験を控えているわけではない保護者はそこまで切迫して
いないと思うので深刻なことにはなりません。
でも来春受験を控えている保護者はこの時期、ブログを読むことが
心の平安にはつながらないと思います。
まあ、このブログは読み手の方々の心の平安を目指して
綴ってはいないわけですが(笑)。
すると?
当然ながら心ある小6生の保護者はブログ読みから遠ざかります。
それは悪いことではないと思います。
だんだん余裕がなくなります。
すると?
キタシロサイドから見ていて、観察に値するのは小6生の保護者ブログです。
もし共感を得られていないのに必死に更新するであれば、
優先順位が逆かもしれませんよ。読まれなくてもブログを書くことで自分が
安心するなら別ですが。
何度もプロモーションをしますが、いま独自ドメインで過去問を扱った
記事を書いていますが、ぱっと見、小6生の保護者の関心事は
この時期になって本人のヤル気に火がつかない…会場テストで
出来の悪さにショックを受けて刺激になってほしい…。
こんな内容が多め、でしょうか。
そうですね、この時期は毎月のように会場テストが実施されています。
否が応でも一喜一憂してしまいます。
そして徐々に藁にもすがる思いになっていく…。
たぶん渦中に入ると、そういう気分になっていくのもいたしかたない
気もしますが、中学受験は合格しますよ。ちゃんと対策をしていれば。
第一志望しか行く気はない、のなら別ですが。
実際には全体の1~2割いるであろう全滅組にはゼッタイ入らない!
ポイントはそこだと思います。
キタシロの世代の前後で学習指導要領は違っているようですが、
「集合」の概念、「確率」の概念を思い起こせば、
大失敗!はよほどのことです。
いまから「なるようになる」と開き直るのは早いですが、
もしこれからこのブログのPVが時期的に上昇してくることを考えると
(昨年は9/13-10/13と10/13-11/13の比較で35%のアクセス増)
大失敗!に向かっていく確率が上昇しているように思えてきます。
熱血とか気合とかもだいじですが、冷静とか淡々もだいじです。
切羽詰まってきたときこそ、なぜ中学受験をするのか?を
再考してみることをお薦めします。
モチベーションの確認作業は何度やっても無駄にはならないように思います。
受験生本人の、じゃなく保護者自身の、です。
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2016-05-28 Sat
土曜夜の更新、週末記事なので、久々に読んでいる方々に
毒々しい内容を書きますね(笑)。
なんかでもこのブログ、中学受験を終わった人からも、コメントをいただくので、
現在進行形の皆さんは、刺激が強すぎて遠ざけているのかもしれません。
そうでなければ、もっとウケていいんじゃないかと思います。
というのは思い上がりで、冗談です(笑)
受験学年のわが子を抱えて、いろいろ思ったようにいかない、成績も親子関係も…
そういうケースがほとんどでしょう。
どこかでグチりたくなるし、発散したくなる。
中学受験で最重要なのは受験生よりも保護者のメンタルケアなんじゃないかと
さえ思います。
先々、そういう事業を始めよっかな(笑)。
でも、キタシロがやると「それは違います。まったくダメの典型です」
とかズバズバ言いそうで、相談料なんか取れないよなあ。
気持ちよくさせてあげられません。
だからこうして当たり障りなくブログなんですね(笑)。
とはいえ、危ないニオイのする(保護者)ブログ、たくさんありますよ。
「こんな家庭はきっと受験失敗する…」
でも、そんなことは言えません。
それに成功したか、失敗したかの線引きもまずできません。
ていうか、合格不合格の問題とは別に
失敗しないようにやるのが中学受験だからです。
志望校に合格して中学受験失敗、親子関係崩壊なんて、
笑うに笑えませんよ。そしてその逆もあるんですからね。
「お母さんのおかげで受かったんじゃない!塾の先生のおかげだ!」
さすがにそんなコは珍しいでしょうけど、ほのぼの受験勉強を進めて、
イージーに合格するものじゃないだけに、親子もそれ以外も
いろいろあるのが中学受験でしょう。
それを知ってか知らずか、意図的か無意識か、
「難関校に合格する」というブログがたくさんありますね。
具体的に校名を書いて、某カリスマブロガーのように、
絶対桜蔭に受かる!なんて校名を書いて、豊島岡でした。
でもすっかり立ち直りました。打たれ強いです。大丈夫!
なんて人は世間では珍しいと思いますよ。
難関校に合格するって別に筑駒に受かるなんて一度も言ってないよ。
それって、毒舌承知で言えば、逃げ道を残した受験です!って宣言です。
最初から「受かりたい学校にゼッタイ受かる」
「でも、心の底から受かりたい学校は探し中」
それじゃダメなんですか?
ブログとしてインパクトが薄い?
受験生本人の幸せより、保護者ブログのインパクト優先?
最初は単に「難関校!」って思ってただけなんですが、徐々にいろんな学校を
知り、こういうタイプの学校!って親子共々、受かりたい学校がわかってきました。
そういう話をキタシロは聞きたいです(笑)
もしそういうブログがあっても目に触れないってことは、
世間には同じ価値観の予備軍がたくさんいて、上位ブログに共感しているということ
なんでしょうか。
さてさて、ハバネロ並みの激辛になったでしょうか?
え?まだ甘い?
もの足りない方には、次回もっと辛くしますのでお許しを。

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2015-12-04 Fri
有名中学選び…特定の基準で、理論的に抽出した「有名」中学リストは下記の通りです。
「有名」も相対的なものですんで、Aランクと思っていただければ。
全体の上位6分の1ぐらいでしょうかね。
とりあえず今回は東京のみ。(評判が良ければ、神奈川編もやりたいと思います)
ぜひ参考にしてください。

Aランク有名校と言っても偏差値、難易度はいろいろ、ですね。
難関な有名校と、そうでない有名校があるみたいです。
参考になりましたでしょうか?

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2015-12-01 Tue
20年以上前のことはわかりませんが、かつては当然のように学校が受験生を選んでいる時代があったのではないでしょうか。
でも、ここ最近は「選ばれる」学校になることが重要、という声も聞こえてきます。
学校と受験生(保護者)の関係が変わってきたのかもしれません。
これもちょっと無理やりですがイメージ図にしてみました。

かつての受験生が挑む」スタイルの受験が多数を占めていたのが左の図、少子化で募集困難校が増加し、
「お願いだから受験していただけないでしょうか」というスタンスの学校が増えたため、
緑の楕円ゾーンあたりにくぼみができている、というイメージです。
昔からの入試をしている学校がある一方で、緑楕円のゾーンで上位生を狙っている学校群…。
そのゾーンで虚々実々の駆け引きが発生しているイメージなのです。
この分布の中で、自分()自分の志望校がどこに入るか。
色が薄いエリアほど買い手市場、少人数で目が行き届く、は聞こえがいいですが、
「結果」を残していない学校たち。
送迎つきの学校と、(旧態依然)完全放置の学校とをどう見極めるか、でしょう。
送迎つきの学校を世間では「面倒見がいい」と言うようですが、
完全放置でもその学校なりの「伝統」で教育効果を出しています。
それは偏差値ではとても判別することはできません。
だからこそ「こんな事例で見極める」という例を膨大な数、ここで紹介しているのです。
これって、対学校ばかりではないと思います。
もし保護者の方々が顧客や取引先他、人間を見極める仕事をされているのなら、
学校選びも同様だと思うんですよね。
病院選びや介護施設選びも同じだと思います。
もしかしたら実は学校の先生がソレにもっとも疎いかもしれませんね。
先日の記事「やっぱり有名な学校に入りたい」に意外に大きな反応がありました。
申し訳ありませんが、そこでちょっと試してみたくなりました。
その結果は、また後日、ご報告いたします。

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